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「ウイルスバスター クラウド」に2件の脆弱性 ~深刻度はCVSS 3.0で7.8
特権昇格によりローカルのファイルを削除される恐れ
2025年6月23日 16:26
脆弱性ポータルサイト「JVN」は6月23日、トレンドマイクロ社製のセキュリティソフト「ウイルスバスター クラウド」に関する脆弱性レポート(JVNVU#99381846)を公開した。2件の脆弱性が報告されている。
脆弱性が存在するのは、Windows版「ウイルスバスター クラウド」v17.8.1464より前のバージョン。特権昇格により、ローカルの攻撃者に任意のファイルやフォルダーを削除される可能性があるという(CVE-2025-49384、CVE-2025-49385)。
「CVSS 3.0」の基本値は「7.8」で、現在のところ脆弱性を利用した攻撃は確認されていない。
v17.8を利用していれば、自動更新機能を介して修正が配信済み。バージョン番号が「17.8.1464」もしくはそれ以降になっていれば、脆弱性の影響を受けることはない。v17.8より古いバージョンを利用している場合は、最新版への移行を検討してほしい。