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解凍・圧縮ソフト「7-Zip」v25.00がリリース、64以上のCPUコアをより賢く活用する改善
圧縮パフォーマンスの改善、脆弱性の修正も
2025年7月7日 16:15
解凍・圧縮ソフト「7-Zip」の最新版v25.00が、7月5日に正式公開された。2024年5月以来のメジャーアップデートとなる。
「7-Zip」は、LZMA/LZMA2アルゴリズムで圧縮された7z形式書庫ファイルを扱うためのツール。ZIP/GZIPなどの書庫ファイルの圧縮・解凍も可能で、解凍だけであればARJ/CAB/LZH/RARなどの形式にも幅広く対応する。開発はオープンソースで行われており、コードの大部分は「GNU LGPL」ライセンス。商用を含め、あらゆる環境で無償利用できるのが強みだ。
「7-Zip 25.00」における主な変更と改善は、以下の通り。
- Windows版のzip/7z/xzアーカイブおよび7-Zipベンチマークの圧縮で64CPUスレッド以上を利用できるように複数のプロセッサーグループがある場合、「7-Zip」は実行中の CPU スレッドを異なるプロセッサグループに分散する
- bzip2圧縮の速度が15~40%向上
- deflate(zip/gz)圧縮の速度が1~3%向上
- zip、cpio、fat アーカイブのサポートを改善
- いくつかの不具合と脆弱性を修正
対応OSは64bit版を含むWindows 2000以降で、現在「7-Zip」の公式サイトや窓の杜ライブラリから無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「7-Zip」
- 【著作権者】
- Igor Pavlov 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 2000/XP/Vista/7/8/10およびWindows Server 2003/2008/2012/2016/2019
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 25.00(25/07/05)