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Anthropic、「Claude Haiku 4.5」を発表 ~PC操作も得意、コスパ重視モデルの最新版
同社の最新AIモデルのなかでもっとも軽量、高速・低コスト
2025年10月16日 09:20
米Anthropicは8月6日(日本時間)、「Claude Haiku 4.5」を発表した。同社の最新AIモデルのなかでもっとも軽量、高速・低コストなモデルだ。
「Haiku 4.5」の特徴は、5カ月前の最先端モデル「Sonnet 4」と同等のコーディング性能を備えながら、コストは1/3に抑えられていることだ。しかも、速度は2倍以上を誇る。チャットアシスタント、カスタマーサービス、ペアプログラミングといったリアルタイム性が重要な用途で、有力な選択肢となるだろう。複雑な課題にじっくり取り組みたいときは2週間前にリリースされたばかりの最新鋭モデル「Sonnet 4.5」を、それ以外のタスクは今回発表されたより軽量な「Haiku 4.5」を使うといった分担も提案されている。
また、PCの操作などの特定タスクでは「Sonnet 4」を上回る性能を発揮するとのこと。Webブラウザーを操作する「Claude for Chrome」拡張機能での活用に期待がかかる。安全性も申し分なく、化学兵器、生物兵器、放射線兵器、核兵器の製造に関しても限られたリスクしかもたらさない「ASL-2」(AI Safety Level 2)に分類されている。
「Haiku 4.5」はClaude API、Amazon Bedrock、Google Cloud Vertex AIなどで利用可能。価格は100万トークン当たり入力1米ドル、出力5米ドル。もっともコストパフォーマンスの高い価格帯で、「Haiku 3.5」や「Sonnet 4」の代替として使える。