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Anthropic、新しいフラグシップAIモデル「Claude Opus 4.5」を発表

賢いだけでなく効率性にも優れる。悪意ある攻撃にも高い耐性

Anthropic、「Claude Opus 4.5」を発表

 米Anthropicは11月25日(日本時間)、新しい旗艦モデル「Claude Opus 4.5」を発表した。賢く効率性に優れ、コーディング、エージェント、コンピュータ利用において世界でもっとも優れたAIモデルであると謳っている。専門的なリサーチや、スライド、スプレッドシートの扱いといった日常的な作業でも有意な進歩がみられるとのこと。

 とくに現実世界のソフトウェア開発を想定したテストでは、従来の同社モデルはもちろん、OpenAIの「GPT-5.1-Codex-Max」やGoogleの「Gemini 3 Pro」といったライバルモデルを凌駕している。効率性の高さも魅力で、「Claude Sonnet 4.5」より少ないトークンで同等以上のパフォーマンスを出せる。

現実世界のソフトウェア開発を想定したテストでは、従来の同社モデルはもちろん、競合モデルを凌駕するパフォーマンスを叩き出す
少ないトークンで同等以上のパフォーマンス

 さらに、推論や数学的なスキルを問うベンチマークテストでも、「Opus 4.5」は前作をしのぐ結果を残しているようだ。

各種ベンチマークテストの結果

 「Opus 4.5」は安全面でも優れており、AIモデルへの指示に悪意ある入力を紛れ込ませて意図しない動作を引き起こす「プロンプトインジェクション」と呼ばれる攻撃に対しても耐性があり、他のモデルより騙されにくいとのこと。

 「Opus 4.5」は現在、「Claude」デスクトップアプリ、「Claude API」、「Amazon Bedrock」、「Vertex AI」などで利用可能。価格は100万トークンあたり入力が5米ドル、出力が25米ドル。