ニュース

Webブラウザーから直接コーディングタスクを依頼できる「Claude Code on the web」、iOSアプリも

リサーチプレビューとしてPro/Maxユーザー限定でベータ版を提供

Anthropic、「Claude Code on the web」を発表

 米Anthropicは10月21日(日本時間)、「Claude Code on the web」を発表した。わざわざターミナルを開かなくても、Webブラウザーから直接「Claude Code」にコーディングタスクを任せることができる。

 「Claude Code on the web」の使い方は、「GitHub」リポジトリと接続してそれに関するコーディングタスクを依頼、できあがったコードを確認してプルリクエストを作成して取り込む、というのが基本的な流れになる。具体的には、以下の通りだ。

  1. 「claude.ai/code」にアクセス
  2. 「GitHub」アカウントを接続する
  3. リポジトリに「Claude」の「GitHub」アプリをインストールする
  4. 既定の環境を選択する
  5. コーディングタスクを送信する
  6. コーディングタスクが完了したら「GitHub」で変更を確認し、プルリクエストを作成する

 コーディングタスクは同社が管理するクラウドインフラストラクチャーに送られ、セッションごとに分離されたサンドボックス環境で実行される。ローカルのターミナルを起動しなくても、リポジトリのコードについて質問したり、開発者によるハンドリングをあまり必要としない日常的・定型的なタスクを任せたりすることが可能で、ローカルPCにないリポジトリで作業したりするのにも便利。Web(リモート)からターミナル(ローカル)へのタスク移動も行える。

「GitHub」リポジトリと接続し、Webブラウザーから「Claude Code」へコーディングタスクを依頼。クラウドで実行される

 また、「Claude」のiOSアプリでも「Claude Code on the web」を利用可能。外出先でちょっとした作業を依頼したり、エージェントの作業進捗を確認したい場合に役立つだろう。

 「Claude Code on the web」は現在、ベータ版がリサーチプレビューとして提供中。ProおよびMaxユーザー限定で利用できる。TeamおよびEnterprise Premiumのシートユーザーに対しても近日中に公開される予定だ。