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日の出、日の入りにあわせて明暗テーマを切り替え「PowerToys 0.95」が公開

無償のパワーユーザー御用達ツール集に新しいユーティリティ「Light Switch」が追加

「Microsoft PowerToys」v0.95.0がリリース

 米Microsoftは10月15日(日本時間)、「Microsoft PowerToys」の最新版v0.95.0を公開した。本バージョンの目玉は、新たに追加されたユーティリティ「Light Switch」だ。

新たに追加されたユーティリティ「Light Switch」

 「Light Switch」は、デスクトップのライトテーマ・ダークテーマを指定した時刻に切り替えるユーティリティ。位置情報を取得して、実際の日の出、日の入りを算出し、それにあわせて明暗テーマを切り替えることもできる。

デスクトップのライトテーマ・ダークテーマを指定した時刻に切り替える
位置情報を取得して、実際の日の出、日の入りにあわせて明暗テーマを切り替えることも

 なお、よく似た機能をもつユーティリティに「Auto Dark Mode」がある。この機能だけがほしい場合は、「PowerToys」よりも単機能の「Auto Dark Mode」がおすすめだ。

 そのほかの主な改善は以下の通り。

  • 「コマンド パレット」を改善。仕様や内部処理を見直すことで、パフォーマンスが大きく向上
  • 「プレビュー」(Peek)がスペースキーだけで開けるように。今後はこれが既定の動作となる
  • 「マウス ユーティリティ」の「マウスを検索」(Find My Mouse)機能で不透明度の指定が可能に。マウスカーソルの位置以外を暗転する際、その色をより濃くしたり、薄く調整できる
  • ショートカットキーの競合警告を無視する機能。[クリア]ボタンで競合したショートカットキーの削除も簡単に
    [クリア]ボタンで競合したショートカットキーを削除
  • 「Desired State Configuration」(DSC)v3への対応。設定ファイル通りに環境を構築する機能を強化

 「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代、盛んに行われていた取り組みをWindows 10/11で、しかもオープンソースで復活させたものだ。ウィンドウを決まった位置にすばやく配置できる「FancyZones」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」など、『OSにも標準で備わっていればいいのに』と感じられる便利な機能が多く収録されている。

 対応OSは「Windows 10 バージョン 2004」以降で、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。「Microsoft Store」からも入手できる。すでに利用中の場合は、アプリ内蔵のアップデーターで更新可能だ。

ソフトウェア情報

「PowerToys」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.95.0(25/10/15)