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Google、「WebGPU」が主要Webブラウザーすべてで正式にサポートされたことを報告

ブラウザー上で動きながら、デスクトップクラスのパフォーマンスを発揮

グラフィック・計算API「WebGPU」が主要なWebブラウザーをサポート

  米Googleは11月25日(現地時間)、Webブラウザー向けのグラフィック・計算API「WebGPU」が「Google Chrome」、「Microsoft Edge」、「Firefox」、「Safari」で正式にサポートされたことを発表した。

 「WebGPU」は、Webアプリケーションから最新GPUの計算能力に直接アクセスし、レンダリングや計算を処理できるようにしたAPI。これにより、リッチでリアルなゲーム、複雑なデータ可視化、高度な編集ツールを、Webブラウザーで利用できるようになる。さらに、機械学習の推論やトレーニング、動画処理、物理シミュレーションもパフォーマンスが大幅に向上。Webブラウザー上でデスクトップクラスのパフォーマンスを発揮できる。

 「Google Chrome」と「Microsoft Edge」、「Chromium」ベースのWebブラウザーでは、Direct3D 12搭載のWindowsやmacOS、ChromeOSのほか、Qualcomm/ARM GPU搭載のAndroid 12以上で利用可能。Linuxのサポートと既存のプラットフォームのサポート拡大は現在進めている。

 「Firefox」では、Windows、ARM64上のmacOS 26で利用可能。なお、Linux、Android、IntelベースのMacのサポートは今後対応予定となっている。

 「Safari」では、macOS 26、iOS 26、iPadOS 26、visionOS 26で利用可能だ。