やじうまの杜

「Google Chrome」が今年中にもユーザーインターフェイス刷新? 意味深な試験フラグが追加

「Chrome 114」(Canary)で体験可能

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「Google Chrome」で「2023年リフレッシュ」が計画中?

 海外のテックメディア「Techdows」によると、「Google Chrome」でユーザーインターフェイスのアップデートが計画されているのだとか。年内にも導入される可能性があり、試験機能の設定画面(chrome://flags/)には「2023」や「CR23」という名前の付いたフラグがいくつか追加されています。

 編集部にて確認したところ、「Chrome 112」(Stable)では以下のフラグが利用可能。

  • Chrome Refresh 2023(chrome://flags/#chrome-refresh-2023):ChromeデスクトップUIの刷新 - Mac、Windows、Linux、ChromeOS、Fuchsia、Lacrosに対応

 これを有効化すると、タブのデザインがちょっと変わるようです。ちなみに、「Fuchsia」はGoogleが開発している汎用OS、「Lacros」(Linux And ChR ome OS)は「ChromeOS」のシステムとブラウザーを分離するためのプロジェクトなのだそうです。

「Chrome 112」(Stable)のデザイン
「Chrome Refresh 2023」を有効にした様子

 加えて、「Chrome 114」(Canary)では以下のフラグも利用可能。

  • Omnibox Expanded State Height(chrome://flags/#omnibox-cr23-expanded-state-height)
  • Omnibox Expanded State Shape(chrome://flags/#omnibox-cr23-expanded-state-shape)
  • Omnibox Steady State Icons(chrome://flags/#omnibox-cr23-steady-state-icons)

 これらをすべて有効化すると、オムニボックス(検索ボックス)のデザインが変わったり、[…」メニューにアイコンがついたりします。

「Chrome 114」(Canary)。「CR23」という名前の付いたフラグがいくつか追加
フラグをすべて有効にした様子

 もちろん、このデザインはまだ完成ではありません。正式リリースされる頃には、もう少し洗練された姿になるでしょう。「Microsoft Edge」の登場以降もあまりユーザーインターフェイスにテコ入れがなく、ちょっと古さを感じさせるようになってきた「Chrome」ですが、これで「若さ」を取り戻すことができるのでしょうか。