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Amazon、AI統合開発環境「Kiro IDE 1.0」を公開 ~「エージェントに指示して作る」ための新UIを導入
“仕様駆動”型のAI統合開発環境。CLI、Web、iOSアプリも展開中
2026年6月30日 14:20
米Amazonは6月25日(現地時間)、「Kiro IDE 1.0」をリリースした。「Kiro」は“仕様駆動”型のAIコーディング環境。2025年7月にプレビュー公開され、同年11月17日に一般提供が開始されたが、今回ようやく統合開発環境(IDE)がv1.0の節目に到達した。
「Kiro」は、開発者が定めた仕様(スペック)をもとに、AIエージェントが実現に必要な大小さまざまなタスクを立案し、その実行を開発者が制御するという開発スタイルに特化したソリューション。デスクトップで動作する「Visual Studio Code」ベースの「Kiro IDE」(Windows/macOS/Linuxに対応)、ターミナルから利用する「Kiro CLI」、Webブラウザーから使える「Kiro Web」、さらにiOS向けのモバイルアプリがラインナップされており、さまざまな環境から利用できる。
なお、「Kiro」でエージェントを実行するにはクレジットが必要。無償プランでは月に50クレジットが付与される。それを超えて利用するには、有償プランへのアップグレードが必要。有償プランであれば、上限を超えた分を追加クレジットとして購入することもできる。
「Kiro IDE 1.0」における目玉は、エージェントファーストの実験的なウィンドウレイアウト「Agent Focus」だ。従来のレイアウトはコードやドキュメントが中心であったが、「Agent Focus」はその名の通り、エージェントを中心に据えている。セッションリストが左ペイン、会話がメインパネル、スペックや差分(Diff)が右側の補助パネルに表示され、開発者はコードを直接修正するのではなく、エージェントへの指示に専念する仕組みだ。
従来のエディター表示と「Agent Focus」は、画面右上のボタンでいつでも切り替えが可能。好みに応じて使い分けるとよいだろう。
そのほかにも、以下の新機能や改善が加えられた。
- エージェントの権限を細かく制御:ケイパビリティ(capability)ベースの権限システムを導入。エージェントはファイルの書き込み、コマンドの実行、MCPツールの呼び出しといった操作ごとにユーザーへ承認を求めるが、「常に許可」「常に拒否」はルールとして保存され、ワークスペース単位、あるいはすべてのワークスペースに適用される
- カスタムエージェントをMarkdownで定義:目的に応じた専用エージェントを手軽に作成。MCPサーバーや権限ルールをエージェントのプロフィールに直接埋め込める。ファイルはバージョン管理を通じてチームで共有することも可能
- 自然言語でフックを作成:「フック」とは、特定の処理をトリガーにタスクを自動実行すること。やりたいことを言葉で説明すると、「Kiro」がフックの構成を生成してくれる
- チャットのドッキングとセッションのエクスポート:チャットのセッションを、幅いっぱいのエディタータブとして開いたり、ドッキングできるように。会話全体をZIP書庫ファイルとしてエクスポートすることも可能
なお、v0.xからフックやセッションの形式が変更されている。そのため、パネルから移行操作を行う必要がある点には注意したい。

























