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「Outlook」アプリの「ナレーター」対応が拡充、メール・会議の詳細を読み上げるショートカットキーを追加

差出人・件名・添付ファイルなどをオンデマンドで

同社のアナウンス

 米Microsoftは6月29日(現地時間)、Windows版「Outlook」アプリのアクセシビリティ改善を発表した。OS標準のスクリーンリーダー「ナレーター」(Narrator)を利用する際、重要な情報へアクセスするためのショートカットが追加されている。

 差出人や送信日時、添付ファイルの有無といった情報は、メールを読んで返信する際に欠かせない。しかし、スクリーンリーダーでこれらへアクセスするには複数のUI要素を手動でたどる必要があり、時間がかかるうえ、読み上げの流れも中断されてしまうという問題があった。

 そこで、今回のアップデートで「Outlook」に「ナレーター」用のスクリプトが導入され、以下のショートカットキーで必要な情報がオンデマンドで読み上げられるようになった。

 たとえば、メールを開いているときは以下のショートカットが利用可能。

  • [Alt]+[1]キー:差出人
  • [Alt]+[2]キー:日付
  • [Alt]+[3]キー:宛先
  • [Alt]+[4]キー:CC
  • [Alt]+[5]キー:件名
  • [Alt]+[6]キー:BCC
  • [Alt]+[7]キー:添付ファイル

 予定表から会議を開いているときは、以下の操作で必要な情報にたどり着ける。

  • [Alt]+[1]キー:開催者
  • [Alt]+[2]キー:日付
  • [Alt]+[3]キー:必須出席者
  • [Alt]+[4]キー:任意出席者
  • [Alt]+[5]キー:件名
  • [Alt]+[6]キー:BCC
  • [Alt]+[7]キー:添付ファイル
  • [Alt]+[8]キー:会議の時間
  • [Alt]+[9]キー:会議の場所

 これらのショートカットを活用すれば、不要なナビゲーションが減り、フォーカスを本文から動かさずに必要な情報へアクセスできる。大量のメールをさばく場合や、読み上げ速度を高めて利用している場合にはとくに有効で、同社は作業効率の向上と認知負荷の軽減が期待できるとしている。

 本機能は現在、「Microsoft 365」サブスクリプション契約者に対して段階的に展開中。クラシック版でも新しい「Outlook」アプリでも利用できるが、以下のバージョン以降へ更新しておく必要がある。

  • クラシック版「Outlook」アプリ:「Office」の「バージョン2601」(ビルド19725.20126)
  • 新しい「Outlook」アプリ:v1.2026.529.100

 Windows 11も2026年3月プレビューパッチ以降へ更新しておく必要がある点には注意したい。