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「FastCopy」のシェル統合が強化、D&D・コピペで「エクスプローラー」の代わりに高速ファイル処理

「CET」「CFG」の有効化などによるセキュリティ強化も図られたv5.12.0が公開

「FastCopy」v5.12.0

 (同)FastCopy研究所は8月18日、Windows向けの高速ファイルコピーツール「FastCopy」v5.12.0を公開した。本バージョンでは、[シェル拡張]設定ページに[標準D&Dを置換]オプションが追加(既定無効)。有効にすると、「エクスプローラー」標準のドラッグ&ドロップやコピー&ペーストで発生するファイル操作を、「FastCopy」へ置き換えられるようになった。

[シェル拡張]設定ページに[標準D&Dを置換]オプションが追加(既定無効)

 これまで、「エクスプローラー」のファイル操作で「FastCopy」を呼び出すにはファイルの右ドラッグといったテクニックを用いる必要があった。

ファイルの右ドラッグ。「FastCopy」でコピーや移動が行える

 しかし、このオプションがあればその必要はなくなる。慣れた「エクスプローラー」操作でそのまま、「FastCopy」を用いたファイルのコピー・移動が可能だ。

慣れた「エクスプローラー」操作でそのまま「FastCopy」を呼び出せる

 ただし、いくつかの制限もある。以下の場合は「FastCopy」ではなく、「エクスプローラー」でファイル処理が行われる。

  • 同一ドライブ(ボリューム)内の移動(リネームで完了するため、「FastCopy」は不要)
  • 他のアプリからファイルをドラッグ&ドロップした場合
  • [Alt]キーを押しながらのドラッグ(ショートカットが作成される

 また、「FastCopy」が実行したコピー・移動は「エクスプローラー」の「元に戻す」([Ctrl]+[Z]キー)の対象にならない点、上書きが発生する場合でも問い合わせダイアログが表示されない点にも注意したい。

 ファイル操作のたびに「FastCopy」と「エクスプローラー」のどちらを使うか選びたい場合は、[置換するか毎回選択]オプションを有効化するとよい。

ファイル操作のたびに「FastCopy」と「エクスプローラー」のどちらを使うか選ぶことも可能。[置換するか毎回選択]オプションを有効化するとよい

 そのほかにも、本バージョンではセキュリティが強化された。「Control-Flow Enforcement Technology」(CET)のシャドウスタック(/CETCOMPAT)と「Control Flow Guard」(CFG、/guard:cf)が新たに有効化されたほか、DLLのロードを厳格化(/DEPENDENTLOADFLAG:0x800)しているという。

 「FastCopy」はWindows 7/Server 2012以降に対応しており、現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。個人が家庭内で非営利に利用する場合は無償だが、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンス(年額1,089円、買い切り5,280円、いずれも税込み)が必要となる。

ソフトウェア情報

「FastCopy」
【著作権者】
白水 啓章 氏、合同会社FastCopy研究所
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8/8.1/10/11およびWindows Server 2012/2012 R2/2016/2019/2022/2025
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎、職場などで利用する場合は有償の「Pro」ライセンスが必要)
【バージョン】
5.12.0(26/08/18)