ファイル操作の高速化テク

第1回

知ってる? ファイルのドラッグ&ドロップが移動かコピーか見分ける・切り替える方法

装飾キーを使いこなせ! ドラッグ&ドロップをすばやく中断する方法も

 ファイルをドラッグしてフォルダーにドロップすれば、そのフォルダーにファイルを 移動 させることができる――これはWindowsの基本のキですよね。

ファイルをドラッグしてフォルダーにドロップすれば、そのフォルダーにファイルを移動させることができる

 しかし、場合によっては移動ではなくコピーになるときがあります。

 それは、ボリュームをまたいでファイルをドラッグ&ドロップした場合です。たとえば「Google Drive」をインストールすると同期フォルダーは標準で「G:¥」になりますが、システムドライブ「C:¥」からそこへファイルをドラッグ&ドロップした場合、ファイルは コピー されます。「C:¥」にも「G:¥」にも同じファイルがあるはずです。

ボリュームをまたいでファイルをドラッグ&ドロップした場合は「コピー」になる

 つまり、ファイルのドラッグ&ドロップは移動になることも、コピーになることもあるわけです。

 ファイルのドラッグ&ドロップが移動になるか、コピーになるかは、ドラッグ中のファイルをよく見ると見分けがつきます。ツールチップに「移動」または「コピー」と書かれているのがわかるでしょう。

ツールチップに「移動」または「コピー」と書かれている

 では、ファイルのドラッグ&ドロップを開始したものの、「移動」ではなく「コピー」にしたくなった場合はどうすればよいでしょうか。

 その場合は、ファイルのドラッグ&ドロップ中に[Ctrl]や[Shift]などの装飾キーを押します。

  • [Shift]キー:ファイルの移動
  • [Ctrl]キー:ファイルのコピー
  • [Alt]キー:ファイルのリンクを作成

 ツールチップをみると、キーの種類によって実行されるアクションが切り替わるのがわかります。

ファイルのドラッグ&ドロップ中に推している修飾キーの種類によって実行されるアクションが切り替わる

 どの修飾キーを押せばどのアクションになるのかは、かならずしも覚えなくてもよいでし。 修飾キーを押すとアクションが変わる ことだけ覚えておきましょう。どのアクションに切り替わるのかは、ツールチップを確認すればわかります。

 ちなみに、ファイルのドラッグ&ドロップを開始したが、ファイルの移動もコピーもしたくない場合は、 [Esc]キー を押します。ドラッグオブジェクトが消え、操作が中断されるはずです。