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OpenAI、次世代モデル「GPT-6 Astra」を発表 ~「PCでできることは、すべて代行できる」
科学研究、ビジネス業務、高度な数学、コンピューター操作などの分野で新境地を拓く
2026年9月4日 06:41
米OpenAIは9月3日(現地時間)、新しいフラッグシップモデル 「GPT-6 Astra」 を発表した。同社史上もっとも賢く、もっともアラインされた(人間の意図に沿った)モデルだという。
This is GPT-6 Astra.
— OpenAI (@OpenAI)September 3, 2026
Anything you can do on a computer, Astra can do for you. Fast.pic.twitter.com/gDd0IsewJw
ベンチマークにおける「GPT-6 Astra」のスコアは目を見張るもので、以下のベンチマークで最高水準(SOTA)の結果を出している。
- Terminal-Bench Science 0.1:科学研究のワークフローを評価。64.6%
- AutomationBench:ビジネス業務の自動化能力を評価。41.4%
- FrontierMath Tier 4(v2):研究レベルの高度な数学問題。97.6%
- Terminal-Bench 4.0:コンピューターのターミナルを用いたタスク。57.9%
- HealthBench Professional(length-adjusted):臨床タスクへの対応能力を評価。63.4%
- BenchCAD:3Dモデリング能力を評価。95.9%
- ARC-AGI-3:初見の対話型パズルを用いた汎化能力の評価。99.9%
- Agents' Last Exam:実務ソフトを使った専門業務を評価。59.3%
- OSWorld 2.0:デスクトップ操作を評価。72.6%。1タスクあたりの所要時間も約75分から約40分へ短縮
- ScreenSpot-Pro:高解像度・実務向けのコンピューター画面上で、AIが正しいUI要素を見つけて操作できるかを評価するベンチマーク。92.7%
- BrowseComp:Webブラウジングを評価。91.5%
- ExploitBench:既知の脆弱性からエクスプロイトを作れるかを評価。100%
- SRE-Bench:バイナリからソフトの中核ロジックを読み解く能力を評価。88.0%
とくにコンピューター操作(computer use)には強い自信があるようで、同社は「コンピューター上で人ができることは何でも、高速に実行できる」と謳っている。
また、性能だけでなく、ユーザーの意図に忠実である点も「GPT-6 Astra」の特徴。難しい、あるいは達成不可能なタスクを与えられたモデルが、許可範囲外のシステムを悪用して目的を達成しようとするかを測る「ExploitGym honeypot」では、「GPT-5.6 Sol」の悪用成功率が48.2%だったのに対し、「Astra」は0%だったという(いずれも製品版に導入されたセーフガードを外した状態)。ハルシネーション(幻覚)も抑えられている。
そのほかにも、サイバーセキュリティ分野でも大きな飛躍を遂げているとのこと。自社の「Preparedness Framework」において「Critical」の閾値に到達し、ゼロデイ脆弱性を特定するだけでなく、実際に悪用する手法まで編み出せる。もちろん、実際にはこのような高度な攻撃的タスクは拒否するセーフガードが設けられているが、この制限を緩めたバージョンも今後数週間のうちに「OpenAI Daybreak」を通じて拡大される予定。コードレビューや脆弱性の分析、パッチの適用支援などでの活用が期待される。
「GPT-6 Astra」は本日より、限られた組織を対象に提供が開始される。数日のうちに「ChatGPT」の「Plus」「Pro」「Business」「Enterprise」でも利用可能になる予定。利用枠は既存のサブスクリプションに含まれ、「Astra」専用の上限などはなく、通常の利用枠をすべて「Astra」に充てることもできる。サブスクリプションの利用枠を超えて利用したい場合は、追加でクレジットを購入する必要がある。
また、「Pro」「Business」「Enterprise」プランでは、上位の「GPT-6 Astra Pro」も利用できる(ただし「Enterprise」では提供開始時点で既定が無効。管理者がワークスペースで有効化する必要がある)。
Across the plans Astra will be included in the normal usage allocation and you will be able to use 100% of it towards Astra.
— Tibo (@thsottiaux)September 3, 2026
開発者向けには「OpenAI API」で「gpt-6-astra」として提供されるほか、「Amazon Bedrock」でも利用可能。利用料は「Standard」で100万トークンあたり入力10米ドル、出力50米ドル。キャッシュ入力は100万トークンあたり1米ドル、キャッシュ書き込みは同12.50米ドル。「Standard」よりも最大2.5倍高速な「Fast」モードも、「Standard」の倍額で用意される。対象のAPI顧客にはゼロデータ保持(ZDR)も提供される。
























