NEWS(10/07/15 18:43)

MS、3D天体観測ソフト「WorldWide Telescope」で火星の詳細な地形を3D表示可能に

星空を表示する機能も強化され従来より高精細な画像を表示できるように

「WorldWide Telescope」v2.7.10.1「WorldWide Telescope」v2.7.10.1

 米Microsoft Corporationは12日(現地時間)、星雲や銀河、星団、地球、火星などの天体を観察できる3Dプラネタリウムソフト「WorldWide Telescope」で、火星の詳細な地形を表示可能になったことを発表した。火星の詳細表示にはNASAから提供された高精細画像が使われており、火星の表面をつぶさに観察することが可能。

 また、NASAの科学者であるJames Garvin博士とCarol Stoker博士が、火星の生命や歴史について解説してくれるツアーも追加されている。ツアーの解説などは英語で行われるが、美しい映像を眺めているだけでも楽しめるだろう。

 さらに、本ソフトで星空を表示する機能も強化され、従来より高精細な画像を表示できるようになった。星空の詳細表示には、天体望遠鏡で撮影された高精細写真をデータベース化している“Digitized Sky Survey”プロジェクトの画像が利用されているという。

NASAの科学者によるツアーが追加されているNASAの科学者によるツアーが追加されている

星空の高精細画像星空の高精細画像

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの専用サイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.7.10.1

(長谷川 正太郎)