NEWS(11/01/26 16:39)
オープンソースの無償オフィス統合環境「LibreOffice」、初の安定版が公開
「OpenOffice.org」から派生した新しいオフィス統合環境
The Document Foundationは25日、オフィス統合環境「LibreOffice」v3.3を無償公開した。
「LibreOffice」は「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境。「OpenOffice.org」は10年間にわたり米Sun Microsystemsの協力を得て開発されてきたが、同社が米Oracleに買収されたのち、主要な開発メンバーが昨年9月28日、新たな組織“The Document Foundation”を設立。その後4カ月弱の開発期間を経て、今回初めて安定版の「LibreOffice」がリリースされた。
「LibreOffice」には「OpenOffice.org」と同様、ワープロソフト「Writer」、表計算ソフト「Calc」、プレゼンテーションソフト「Impress」、データベースソフト「Base」、ドローソフト「Draw」、数式編集ソフト「Math」の6つのソフトが含まれているが、「OpenOffice.org」にはない独自の機能も搭載している。
たとえば、SVG画像のインポートや挿入に対応したほか、ワープロソフト「Writer」ではタイトルページとページの番号付けを設定できるダイアログが搭載された。また、「Microsoft Works」や「Lotus Word Pro」のドキュメントをインポートするためのフィルタが追加されたほか、PDF文書のインポートなどの拡張機能が同梱されているのも特長。また、操作面でも「Microsoft Office」との互換性が向上しているようだ。
本ソフトはWindows 2000/XP/Vista/7などに対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
お詫びと訂正:記事初出時、「LibreOffice」の「Writer」として掲載した画像が実際には「OpenOffice.org」のものとなっておりました。お詫びして訂正いたします。
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors and/or their affiliates
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vista/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.3(11/01/25)