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「LibreOffice」が誕生から10周年、記念ムービーが公開
「OpenOffice.org」がオープンソース化されてからは20年、モバイル・オンラインにも世界を広げる
2020年9月28日 15:36
フリーのオフィス統合環境「LibreOffice」が、9月28日で誕生から10周年を迎える。これを記念し、これまでのコミュニティ活動を振り返り、メンバーを称えるビデオが公開されている。
「LibreOffice」が「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境。「StarOffice」が米Sun Microsystemsにより「OpenOffice.org」としてオープンソース化されてから20年、米OracleによるSun買収をきっかけに「OpenOffice.org」開発メンバーの一部が離脱し、「LibreOffice」プロジェクトを開始してから10年の歴史を持つ。
一方の「OpenOffice.org」がOracleからApache財団へと寄贈され、「Apache OpenOffice」としてメンテナンスが続けられているものの、深刻な開発者不足から満足なアップデートを行えていないのに対し、「LibreOffice」は順調に発展を続けている。
最新のメジャーアップデートは「LibreOffice 7.0」で、“ODF 1.3”のサポートやSkia/Vulkanへの対応などが目玉だ。オンラインで利用できる「LibreOffice Online」の開発も進んでいる。また、iPhone/iPadでも利用できる「Collabora Office」プロジェクトも記憶に新しい。
今回リリースされた記念ビデオには7分間のフルバージョンと、SNSでの共有に向いているショートバージョンの2種類がある。選択の自由を尊重する「LibreOffice」にふさわしく、デファクトスタンダードの“YouTube”だけでなく、オープンソースの分散型動画共有プラットフォーム「PeerTube」でも視聴できる。