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「LibreOffice 6.4.7」が公開 ~誕生から10年を迎えたフリーのオフィス統合環境

保守的な運用に適した安定(Still)版のアップデート

The Document Foundation、「LibreOffice 6.4.7」を公開

 The Document Foundation(TDF)は10月22日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 6.4.7」を公開した。多くの不具合が修正されたほか、ドキュメントの互換性や他社製ソフトとの相互運用性が向上している。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。「Apache OpenOffice」と同じく「OpenOffice.org」(OOo)の流れをくんでおり、「OOo」の誕生から数えると20年、「LibreOffice」プロジェクトの発足からは10年の歴史を持つ。「Apache OpenOffice」の開発がリソース不足で滞る一方、「LibreOffice」は順調にバージョンアップを重ねており、現在も新しい機能の追加やセキュリティ修正を含む機能改善が続けられている。

 「LibreOffice」には新機能を積極的に盛り込んだ最新(Fresh)版と、機能改善に注力した安定(Still)版の2バージョンが存在するが、今回アップデートされた「LibreOffice 6.4」系統は後者に当たる。7回にわたるマイナーアップデートにより不具合の多くが取り除かれており、最新(Fresh)版の「LibreOffice 7.0」よりもトラブルが少ないため、保守的な運用を望む場合にお勧めだ。

 対応OSは、Windows/Mac/Linuxなど。現在“libreoffice.org”から無償でダウンロードできる(寄付歓迎)。Windows版はWindows 7/8/10およびWindows Server 2012をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

ソフトウェア情報

「LibreOffice」v6.4系統
【著作権者】
LibreOffice contributors
【対応OS】
Windows 7/8/10およびWindows Server 2012
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
6.4.7(20/10/22)