NEWS(12/08/01 13:37)

今年で10年目を迎える“HSPプログラムコンテスト2012”が開催

スマフォアプリへの変換を支援するHSP3Dish部門を新設、ベクターとの連携機能も追加

“HSPプログラムコンテスト2012”の公式サイト“HSPプログラムコンテスト2012”の公式サイト

 HSPプログラムコンテスト2012 実行委員会は1日、“HSPプログラムコンテスト2012”の作品応募受け付けを開始した。同コンテストは、フリーのプログラム言語「Hot Soup Processor」(以下、「HSP」)で作成したプログラムのコンテスト。2003年から毎年開催されており、今年で10年目を迎える。

 コンテストの部門は、「HSP」の機能をすべて活用できる“一般部門”と、「HSPTVブラウザ」上で動作させるといった制限がある“HSPTV部門”に加え、今回新たに“HSP3Dish部門”が新設された。

 今回新設された“HSP3Dish部門”は、「HSP」で作成したプログラムをWindows以外のOSで動作させるためのランタイム“HSP3Dish”を使用して作られた作品を扱う部門。Windows上で実行可能なファイルを応募することで、コンテスト事務局がスマートフォンアプリへの変換を支援してくれるという。さらに応募作品は“App Store”や“Google Play”での公開を積極的に進めてくれるとのこと。もちろん、作品をスマートフォンアプリへ変換するかどうかなどは、作者が任意に選択することが可能だ。

 さらに、“ベクター”のソフトライブラリとの相互連携機能が利用可能となっている。これにより、コンテストに応募したいソフトがすでにベクターに登録されている場合、コンテストのために新たに作品をアップロードすることなく、そのままコンテストの作品として登録することが可能となった。加えて、コンテストに登録しているソフトを更新した際に、自動でベクター側でも更新が行われる。また今後は、ベクターの作者IDを手軽に新規作成するための仕組みを用意する予定とのこと。

 コンテストの応募期間は、8月1日から10月31日までとなっており、2012年1月1日以降に発表された作品であれば公開済みの作品でも応募可能。また、年齢や職業を問わず誰でも参加できる。応募締め切り後、同実行委員会などによる一次審査、最終審査を経て、12月1日に最終選考結果が発表される。

 コンテストの総合最優秀に選出された作者には、モバイルノートパソコンが贈呈されるほか、各部門の最優秀賞に選出された作者には、1,600万画素クラスの最新型デジタルカメラや最新携帯型オーディオプレイヤーが贈呈される。コンテストの応募方法など詳細情報については、同コンテストの公式サイトを参照してほしい。

(加藤 達也)