ニュース

「Adobe Flash Player 11.5」「Adobe AIR 3.5」の最新版が公開、3件の脆弱性を修正

適用優先度はWindows版で“1”。IE10向けのアップデートは“Windows Update”経由

「Adobe Flash Player」v11.5.502.135

 米Adobe Systems Incorporatedは11日(現地時間)、「Adobe Flash Player 11.5」および「Adobe AIR 3.5」の最新版を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 同社が公開したセキュリティ情報(APSB12-27)によると、今回修正された脆弱性の件数は3件。更新プログラムの適用優先度は、Windows版「Adobe Flash Player」で“1”(すでに脆弱性を悪用した攻撃が確認されており迅速なアップデートが必要)、Mac OS X版「Adobe Flash Player」で“2”、それ以外は緊急性の低い“3”とされている。

 自動アップデート機能が有効ならば、24時間以内に最新版が自動的に配布される。手動でアップデートする場合は、「Adobe Flash Player」v11.5.502.135、「Adobe AIR」v3.5.0.880をインストールしよう。本バージョンでは脆弱性の修正のほかにも、いくつかの不具合修正や機能の追加が施されている。

 なお、Windows 8の「Internet Explorer 10」向け更新プログラムは、“Windows Update”経由で配布される(バージョンはv11.3.377.15)。また、旧バージョンの「Adobe Flash Player 10.3」にも、脆弱性が修正された最新版v10.3.183.48が用意されている。

Windows 8のIE10向けのアップデートは“Windows Update”経由

ソフトウェア情報

「Adobe Flash Player」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.5.502.135(12/12/11)
「Adobe AIR」Windows版
【著作権者】
Adobe Systems Incorporated
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5.0.880(12/12/11)

(柳 英俊)