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Adobe、「Flash Player」「AIR」のセキュリティアップデートを実施
深刻度“Critical”の脆弱性を13件修正
(2013/5/15 12:29)
米Adobe Systems Incorporatedは14日(現地時間)、「Adobe Flash Player」「Adobe AIR」に深刻な脆弱性が存在することを公表し、それを修正する最新版を公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできるほか、自動更新機能を利用してアップデートすることが可能。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB13-14)によると、今回のアップデートではプラグインのクラッシュとシステムの乗っ取りにつながる恐れのある13件の脆弱性が修正されているとのこと。同社では、脆弱性の深刻度を“Critical”(4段階中最高)、更新プログラムの適用優先度をWindows版「Adobe Flash Player」でもっとも高い“1”、Mac OS X版「Adobe Flash Player」で“2”、それ以外は比較的緊急性の低い“3”と判定し、それぞれ以下の最新版へ更新することを推奨している。
なお、「Adobe Flash Player」および「Adobe AIR」の最新版のバージョンは以下の通り。
- 「Adobe Flash Player 11.7」(Windows/Mac OS X):v11.7.700.202
- 「Adobe Flash Player 11.2」(Linux):v11.2.202.285
- 「Adobe Flash Player 11.1」(Android 3.xおよび2.x):v11.1.111.54
- 「Adobe Flash Player 11.1」(Android 4.x):v11.1.115.58
- 「Adobe AIR 3.7」:v3.7.0.1860
なお、「Internet Explorer 10」に同梱されているプラグインは“Windows Update”を通じて最新版が提供される。また、「Google Chrome」に同梱されているプラグインは、現在コンポーネントアップデーターを通じた提供が準備中であるとのこと。
そのほかにも、「Adobe Flash Player」では特定の環境でインストールプログラムの実行に失敗する問題やビデオ再生に関する不具合が何点か修正されている。
ソフトウェア情報
- 「Adobe Flash Player」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 11.7.700.202(13/05/14)
- 「Adobe AIR」Windows版
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.7.0.1860(13/05/14)