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「Ruby」環境のセットアップツール「Rumix」の次期バージョン「Rumix 2」がベータ公開

最新の“mingw”版「Ruby」がインストール可能。「NYAOS」や専用ランチャーも搭載

「Rumix」v2 β1

 スクリプト言語「Ruby」のセットアップツール「Rumix」の次期バージョン「Rumix 2」が6日、ベータ版として公開された。Windows XP以降に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトからダウンロード可能。

 「Rumix」は、スクリプト言語「Ruby」をWindows環境へ導入するためのツール。ウィザードに従って手順を進めていくだけで、初心者でも簡単に「Ruby」環境をセットアップすることができる。

 「Rumix 2」では従来の“mswin32”版(「Visual C++」でコンパイルされたバージョン)「Ruby」に代わり、「RubyInstaller for Windows」でも利用されている“mingw”版(「gcc」でコンパイルされたバージョン)を新たに採用。バージョンも最新のv2.0.0へと更新された。また、同梱されているツールの構成も大幅に刷新。「VisualuRuby」や「exerb」が削除された一方で、コンパイルの必要な「RubyGems」のインストールに必要な「DevKit」などが追加されている。

ウィザードに従って手順を進めていくだけで、初心者でも簡単に「Ruby」環境をセットアップできる
「NYAOS」+「ckw-mod」による強力なCUI環境

 さらに、本バージョンからは簡易ランチャー「Rumix ランチャー」が搭載され、ターミナルやリファレンスが手軽に起動できるようになった。ターミナルには「コマンドプロンプト」よりも強力な「NYAOS」や「ckw-mod」などが利用可能で、セットアップの際に選択できる。

 「Rumix 2」のパッケージは大きく分けてインストーラー付きの通常版「Rumix 2」、USBメモリなどに入れて持ち運べるポータブルな「USB Rumix 2」、バージョン切り替えツール「pik」などを含んだパワーユーザー向け「Rumix 2 Triple」の計3種類がラインナップされている。また、そのほかにも旧バージョンの「Ruby」を同梱したパッケージや、「USB Rumix 2」の軽量版などの派生版も用意されている。

ソフトウェア情報

「Rumix」
【著作権者】
Dice 氏
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にてWindows 8で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2 β1(13/10/06)

(柳 英俊)