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日本語入力OFFで入力しても日本語へ変換可能な「ATOK 2014 for Windows」が公開

わかりづらいカタカナ語の変換候補に日本語で言い換えた表現を表示する機能も追加

「ATOK 2014 for Windows」v27.0.2

 (株)ジャストシステムは7日、定番の日本語入力システム“ATOK”シリーズの最新版となる「ATOK 2014 for Windows」の正式版を発売するとともに、30日間試用できる体験版を公開した。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1に対応しており、体験版は月額286円(税抜き)でさまざまなデバイス向けの“ATOK”シリーズを利用できるサービス“ATOK Passport”に登録することで製品版として利用可能。現在、“ATOK”の公式サイトからダウンロードできる。

 「ATOK 2014 for Windows」の主な変更点は、日本語入力がOFFの状態で入力されたローマ字を[Ctrl]+[Backspace]キーで日本語へ変換することが可能になったこと。アルファベットで入力された文字列の最後にキャレットを合わせ[Ctrl]+[Backspace]キーを押せば、直前に入力された文字列でなくても日本語に変換できる。

日本語入力がOFFの状態で入力されたローマ字を
[Ctrl]+[Backspace]キーで日本語へ変換
カタカナ語の変換候補に日本語で言い換えた表現を表示

 また、近年数多く使われるようになったわかりづらいカタカナ語の変換候補に、日本語で言い換えた表現を表示する機能も追加された。たとえば、“エビデンス”の変換候補に“証拠”“証言”“科学的根拠”が表示される。

 さらに、推測変換機能が強化され、入力ミスがあっても推測変換候補へ類推された正しい日本語を表示できるようになった。たとえば、“でもすと”と入力した際の推測変換候補として“デモンストレーション”をポップアップ表示可能。

 加えて、桁の多い数字を入力する際に推測変換の候補として、3桁ごとにカンマを加えた数字と漢字を使った表現をリアルタイムで表示可能になった。たとえば、“1300000000000”と入力すると“1,300,000,000,000”と“1兆3000億”がポップアップに表示され、数値入力時の桁数間違えを抑止できる。

入力ミスがあっても推測変換候補へ類推された正しい日本語を表示
桁の多い数字を入力する際に桁数間違えを抑止
“アクセルモード”機能

 そのほか、パソコンのメモリやCPUなどの性能に応じて設定を最適化できる“アクセルモード”機能が追加された。同社によると“アクセルモード”機能を利用することで、最大25%の高速化がはかられているという。

ソフトウェア情報

「ATOK 2014 for Windows」体験版
【著作権者】
(株)ジャストシステム
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1(64bit版を含む)
【ソフト種別】
体験版(月額286円(税抜き)の“ATOK Passport”に登録することで製品版として利用可能)
【バージョン】
27.0.2(14/02/07)

(長谷川 正太郎)