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IPA、ITパスポート試験のCBT方式テストを擬似体験できるソフトをリニューアル公開

過去問を利用しており、試験問題が異なる4種類のソフトをダウンロード可能

「CBT疑似体験ソフトウェア」

 IPA(独立行政法人情報処理推進機構)は28日、IPAが実施している国家試験“iパス(ITパスポート試験)”の試験方式である“CBT(Computer Based Testing)”を擬似体験できるソフト「CBT疑似体験ソフトウェア」をリニューアル公開した。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在iパスの公式サイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 3.5 SP1が必要。

 iパスは、IT社会で働くすべての社会人が備えておくべきIT関連の基礎知識を測る国家試験。2011年11月の試験からは、試験会場に備えられたパソコン上で試験を行うCBT方式で行われている。

 リニューアルされた「CBT疑似体験ソフトウェア」は、過去実際に出題された問題を使ってCBT方式のテストを、本番とほぼ同じユーザーインターフェイスで体験できるソフト。4種類のソフトが公開されており、それぞれ実施時期が異なる試験で出題された問題を収録している。

印を付けた問題と未回答の問題を一覧表示

 試験問題は100問出題され、制限時間は165分。すべて4択問題となっている。画面のデザインを見やすいように変更することもでき、白黒を反転させたり背景色と文字色をそれぞれ自由に変更できるほか、文字のサイズを200%まで拡大可能。また、自信がない問題などに印を付けてあとで見直せる“あとで見直すためにチェックする”チェックボックスを備えており、[回答見直し]ボタンから印を付けた問題と未回答の問題を一覧表示できる。

 [試験終了]ボタンを押すと採点が自動で行われ、全体の正答数やジャンル別の正答数、正答・解答・正誤が表示されたリストを閲覧可能。また、実際の試験終了後に現れる画面のイメージを表示する機能も備える。

正答数や正答・解答・正誤が表示されたリストを閲覧可能
実際の試験終了後に現れる画面のイメージ

ソフトウェア情報

「CBT疑似体験ソフトウェア」
【著作権者】
独立行政法人情報処理推進機構
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
-(14/02/28)

(長谷川 正太郎)