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Opera、“ビジュアルブックマーク”を正式搭載した「Opera 25」を公開

ブックマークが画像データを含むグラフィカルなものに

「Opera」v25.0.1614.50

 ノルウェーのOpera Software ASAは現地時間15日、デスクトップ向けWebブラウザー「Opera」の最新正式版v25.0.1614.50を公開した。本ソフトはWindows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作を確認した。現在、同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 最新版の主な変更点は、“ビジュアルブックマーク”と呼ばれるブックマーク機能が実装されたこと。「Opera」ではv15でブックマーク機能が廃止されたが、v19でブックマーク機能が復活して徐々に機能が追加されている。今回のアップデートで“ビジュアルブックマーク”という独自色の強いブックマーク機能が実装された。

 “ビジュアルブックマーク”機能では、Webページをブックマークする際にWebページ内の画像を1枚選んでブックマークのサムネイルへ設定可能。ブックマークの追加時に現れる確認画面から、Webページ内の任意の画像を指定することができる。好みの画像がない場合には「Opera」が生成する文字だけのサムネイルを使用することも可能。

画像選択画面で左側の矢印を選べば文字だけのサムネイル(最後の候補)へ遷移できる
従来文字ベースだったブックマークがグラフィカルなものに

 また、v25へのアップデートで“スタッシュ”はブックマーク機能に統合され、アドレスバー脇のハートがあしらわれたボタンはブックマークへWebページを追加するためのものとなった。加えて、スタートページのデザインが大きく変化し、フラットなものに変化した。従来のデザインに近いものへ戻すには画面右下から覗いているメニューをめくり上げればよい。

 そのほか、PDFビューワーが組み込まれ、外部のソフトやアドオンに頼ることなくPDFファイルの表示が可能になった。また、H.264動画とMP3音声の再生がネイティブでサポートされたほか、Webサイトからメール新着などの情報をポップアップで通知する“Web Notifications”規格に準拠するといった更新が行われた。

ソフトウェア情報

「Opera」
【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows XP以降(編集部にて64bit版のWindows 8.1で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
25.0.1614.50(14/10/15)

(市川 祐吉)