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サイドバーを搭載したWebブラウザー「Kinza」v2.0.0

スーパードラッグ機能の改善なども

「Kinza」v2.0.0

 Dayz(株)は31日、RSSリーダーやマウスジェスチャーなどを搭載した「Chromium」ベースのWebブラウザー「Kinza」の最新版v2.0.0を公開した。最新版の主な変更点は、サイドバー機能を追加したこと。

 サイドバー上にはブックマークを表示可能。検索キーワードやURLを入力するオムニバーの左端に表示される[サイドバー]ボタンで、サイドバー表示のON/OFFを切り替えられる。[サイドバー]ボタンはツールバーの設定画面から非表示にすることも可能だ。サイドバーの搭載は継続的に同社へ希望が寄せられていたとのことで、同社ではサイドバー上に表示させたい情報などについて意見・要望を募っている。

 また、選択テキストのドラッグでWeb検索を行える“スーパードラッグ”機能が動作する感度を、ユーザーがスライダーで調節できるようになった。

 そのほか、一部の拡張機能で設定画面が開かなかった問題の修正などが行われた。さらに、ベースとなる「Chromium」がv41.0.2272.101へアップデートされるなどの変更が加えられている。

 本ソフトは、Windows Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 なお記事執筆時現在、シマンテック製のセキュリティソフト“ノートン”シリーズを使用している環境で本ソフトのインストールを試みると、インストール中とインストール終了時に“Suspicious.AD”が検知され、インストールが中断されることを編集部で確認した。

 ただし、「カスペルスキー インターネット セキュリティ」や「ESET Smart Security」がインストールされた環境では何も検知されないことと、“Suspicious.AD”はマルウェアと断定していることを示すものではないため誤検知の可能性が高い。編集部ではシマンテックに問い合わせているが、不安な場合はインストールを控えたほうがよいだろう。

ソフトウェア情報

「Kinza」
【著作権者】
Dayz(株)
【対応OS】
Windows Vista/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.0(15/03/31)

(市川 祐吉)