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24件の脆弱性を修正したネットワークプロトコルアナライザー「Wireshark」v2.0.1

旧安定版v1.12系統にも脆弱性を修正した最新版が登場

「Wireshark」v2.0.1

 Wireshark Foundationは12月29日、オープンソースで開発されているパケット取得・プロトコル解析ソフト「Wireshark」の最新安定版v2.0.1を公開した。Windows/Mac/Linuxなどに対応しており、現在Windows/Mac OS X向けのインストーラーとソースコードが本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows版のインストーラーは窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

 メジャーバージョンアップ後初めてのリリースとなる本バージョンでは、24件の脆弱性が修正された。また、Windows版のインストーラーが「NSIS(Nullsoft Scriptable Install System)」v2.50でビルドされている。これは「NSIS」の旧バージョンに存在したDLLハイジャックの脆弱性を避けるためであるという。

 なお、同日付けで「Wireshark」の旧安定版v1.12系統にも新バージョンとなるv1.12.9がリリースされている。v1.12.9では21件の脆弱性が修正されているほか、「NSIS」の更新が行われているので、利用中のユーザーはアップデートを怠らないようにしたい。

ソフトウェア情報

「Wireshark」安定版
【著作権者】
Gerald Combs and contributors
【対応OS】
64bit版を含むWindows Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8/Server 2012/10など
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.0.1(15/12/29)

(樽井 秀人)