レビュー

「VS Code」でMarkdownを扱うなら必須の拡張機能「Auto-Open Markdown Preview」

Markdownテキストを開くとエディタータブとプレビュータブを自動で並べて表示

「Auto-Open Markdown Preview」v0.0.3

 「Auto-Open Markdown Preview」は、「Visual Studio Code」でMarkdownファイルをタブで開いた際、自動でその右隣にプレビュータブを並べて表示してくれる拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Visual Studio Code」v1.4.0で動作を確認した。“Visual Studio Marketplace”から無償でダウンロードできる。

 「Visual Studio Code」は初期状態でMarkdown記法に対応しており、タブバーにあるコマンドボタンもしくは[Ctrl]+[Shift]+[P]キーで簡単にHTMLへ変換し、プレビューを新規タブへ表示することができる。しかし、このプレビュータブは同じパネルに新規タブとして表示されるため、編集と閲覧を繰り返すたびにタブの切り替えが発生してしまう。[エディターの分割]コマンドを利用すればエディタータブとプレビュータブを並べて表示することもできるが、Markdownファイルを開くたびにそれを行うのは面倒だろう。

タブバーにあるコマンドボタンなどで簡単にMarkdownをHTMLへ変換してプレビューを表示
[エディターの分割]コマンドと組み合わせればエディタータブとプレビュータブを並べて表示できる

 「Auto-Open Markdown Preview」は、こうした「Visual Studio Code」のMarkdown編集に関する不満を解決してくれる拡張機能だ。エクスプローラーペインからMarkdownファイルを開くと、エディタータブとプレビュータブを自動で並べて表示してくれる。一般的なMarkdownエディターとほぼ同等の使い勝手を実現できるため、「Visual Studio Code」でMarkdownを編集する機会の多い開発者にはぜひおすすめしたい。

「Visual Studio Code」v1.3からは拡張機能ペインで検索してインストールすることも

 「Auto-Open Markdown Preview」を「Visual Studio Code」へインストールするには、「Auto-Open Markdown Preview」の公開ページに記載されているインストールコマンドをコピーしてコマンドパネル([Ctrl]+[P]キーでアクセス可能)へ貼り付け、実行すればよい。また、「Visual Studio Code」v1.3からは拡張機能ペインで検索してインストールすることもできる。

ソフトウェア情報

「Auto-Open Markdown Preview」
【著作権者】
hnw 氏
【対応OS】
(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.0.3(16/07/12)