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Windowsの設定が自動でバックアップされるように、「Windows 11 バージョン 26H2」以降から既定で有効に

対象は法人管理デバイスのうち、ポリシーが未構成のもの

Windowsの設定バックアップ、「Windows 11 バージョン 26H2」から既定で有効に

 米Microsoftは7月6日(現地時間)、「Windows バックアップを有効にする」(Enable Windows Backup)ポリシーを既定で有効化する方針を明らかにした。今年後半にも正式リリースされる「Windows 11 バージョン 26H2」から適用され、法人向けデバイスにおける障害対策の“ベースライン”機能となる。

 Windows 11には「Windows settings backup and restore」(旧称:Windows Backup for Organizations)と呼ばれるバックアップ・復元機能が備わっており、組織で管理されているWindowsデバイスの設定や「Microsoft Store」アプリの一覧をクラウド(組織テナント)に保存し、OSの初期セットアップ画面で手軽に復元することができる。

 デバイスの紛失やハードウェアの交換、予期せぬリセットといった場面で、ユーザーの使い慣れた環境をすばやく取り戻せるようにするもので、Microsoftでも全社規模で先行導入されているという。

 今回の変更で既定の設定が有効になるのはバックアップ機能のみ。以下の条件をすべて満たすデバイスが対象となる。

  • 「Windows 11 バージョン 26H2」以降を実行している(「バージョン 25H2」などは対象外)
  • EUデジタル市場法(DMA)の規制対象となる国・地域にない
  • ソブリンクラウドや制限付きクラウド環境にない
  • 「Windows settings backup and restore」のバックアップポリシーが「未構成」(Not Configured)の状態にある

 管理者が明示的に設定したポリシーが尊重されるため、すでにポリシーを「有効」または「無効」にしている場合、その設定はそのまま維持される。既定値の変更が適用されるのは「未構成」のデバイスだけだ。バックアップをオプトアウト(拒否)したい場合は、「Microsoft Intune」やグループポリシー、MDM(モバイル デバイス管理)ソリューションからポリシーを明示的に無効化すればよい。

「Windows バックアップを有効にする」(Enable Windows Backup)ポリシー

 また、復元(リストア)の有効・無効は今回の変更の対象外となる。復元に関しては引き続き管理者による明示的な構成が必要で、既定では無効のままだ。

 この変更はまず「Windows Insider」ビルドでテストされたのち、「Windows 11 バージョン 26H2」で一般提供される予定だ。事前の動作チェックを希望するIT管理者は、7月以降のExperimentalチャネルアップデートに注目すべきだろう。

 ちなみに、一般ユーザーの場合はOS同梱の「Windows バックアップ」アプリを用いた手動のバックアップが可能(Windows 10を延命できる「ESU」を無料で取得する際の条件の1つにもなっている)。また、設定ページでバックアップ対象を選ぶこともできる。復元はOSの初期セットアップ画面などで行える。

一般ユーザーの場合はOS同梱の「Windows バックアップ」アプリを用いた手動のバックアップが可能
設定ページでバックアップ対象を選ぶことも
復元はOSの初期セットアップ画面などで行える