レビュー
意図しないWindowsのシャットダウンを防止するシンプルなツール「shutdownBlocker」
“shutdown”コマンドや“MusNotification.exe”によるシャットダウンも防止
2016年11月15日 16:56
「shutdownBlocker」は、Windowsのシャットダウンを防止するタスクトレイ常駐型ソフト。編集にてWindows 7/10で動作を確認した。作者のWebサイトから無償でダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 4以降が必要。
電源ボタンの誤操作や“Windows Update”による自動再起動などで、作業中のドキュメントが失われてしまったという経験はないだろうか。「shutdownBlocker」はそういった事故を未然に防ぐことのできるシャットダウンブロッカーのひとつだ。
本ソフトを起動すると、[Block]と[Allow]という2つの大きなボタンが目に付くだろう。このうち、左側にある[Block]ボタンの方を押すと、シャットダウンのブロックが有効になる。Windowsをシャットダウンしようとしても“プログラムが閉じられていません”というメッセージが出てシャットダウンできなくなる仕組みだ。逆にブロックを解除したい場合は、右側の[Allow]ボタンを押せばよい。メインウィンドウは閉じるとタスクトレイに格納されるため、設定が終わったら[×]ボタンを押して閉じておいてよい。
本ソフトはアプリケーション内からスタートアップへ登録しておくこともできるので、気に入ったら設定を有効化しておくとよいだろう。設定ダイアログへは、画面左下にある[Settings/About]ボタンからアクセスできる。このボタンの右隣にある“Log”リンクをクリックすれば、本ソフトの動作ログを閲覧することも可能だ。
そのほかにも、“shutdown”コマンドや“MusNotification.exe”(“Windows Update”のアップデートをデスクトップへ通知するプロセス)による再起動をブロックする機能を備えており、メイン画面のチェックボックスから有効化することが可能。ただし、この機能を利用するにはあらかじめ「shutdownBlocker」を管理者権限で起動しておく必要があるので注意しよう。
ソフトウェア情報
- 「shutdownBlocker」
- 【著作権者】
- cresstone.com
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7/10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1(16/10/04)
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