Chromeで廃止されたエンコーディング選択メニューを“復活”させる拡張機能「テキストエンコーディング」

「テキストエンコーディング」v0.41

　「テキストエンコーディング」は、「Google Chrome」v55以降で廃止されたエンコーディング選択メニューの機能を代替する拡張機能。編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v57.0.2987.133で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”からダウンロードできる。

　「Google Chrome」は昨年末に公開されたv55で、Webページのテキストエンコーディング（文字コード）を手動選択するメニューが廃止された。エンコーディング自動検出機能の実装が一新され手動選択が不要になったという判断のようだが、とはいえHTMLで指定されたエンコーディングと実際のエンコーディングが食い違っている場合や誤検出などにより、どうしても文字化けが発生してしまうことはある。こうなってしまうと「Google Chrome」標準では現状、ページの内容を確認することは不可能だ。

　そこで本拡張機能をインストールすると、廃止されたエンコーディング選択メニューの代わりとなるメニューを利用することが可能。Webページの右クリックメニューより、エンコーディングをデフォルトの自動選択から変更可能となる。選択したエンコーディングは同一サイトのすべてのページへ自動で適用される。

　動作の仕組みとしては、Webサーバーから受信したHTTPヘッダーを書き換えてエンコーディングを指定している。なお拡張機能の設定画面からファイルのURLへのアクセスを許可することで、ローカルファイルのエンコーディングを変更することも可能となる。