レビュー
右クリックメニューからフォルダーのアイコンカラーを変更できる「Folder Painter」
目的や用途ごとにフォルダーを色分け。コマンドラインからの利用も可能
2017年10月24日 06:00
「Folder Painter」は、右クリックメニューからフォルダーのアイコン色を変えられるようにするツール。Windows 7/8/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、開発元のWebサイトからダウンロードできる。
古くからMacを利用しているユーザーにとって、フォルダーのアイコンの色を変える機能は馴染み深いものだろう(最近のバージョンではサポートされていないが、サードパーティ製ツールで実現できるようだ)。同様のことはWindowsでも可能だが、プロパティ画面を開いたり、“Desktop.ini”ファイルを作成・編集する必要があったりと、入門者にとっては少々ハードルが高い。
そこでお勧めなのが、「Folder Painter」だ。本ソフトは以前に紹介した“Desktop.ini”ファイルの編集ツール「Desktop.ini Editor」の姉妹ソフトで、フォルダーのアイコン色変更に特化したものだ。右クリックメニューからフォルダーのアイコンカラーを簡単に変更することが可能で、目的や用途ごとにフォルダーを色分けしたい人にはぴったりのツールと言えるだろう。コマンドラインで利用することもできるので、他のツールと連携させて利用しても面白い。
利用するにはまず、フォルダーの右クリックメニューに専用のメニューを追加する必要がある。“FolderPainter.exe”を起動してメニュー項目の名前を入力し、[Add to Menu]ボタンを押せば、ファイルの右クリックメニューに専用メニューが追加されているはずだ。あとはこのサブフォルダーから好みの色のアイコンを選択するだけで、フォルダーのアイコン色を簡単に変更することができる。
なお、USBメモリ内のフォルダーなど、抜き差しして異なる環境で利用することが前提の場合は、メイン画面の[Copy icon while in folder]オプションを有効化しておこう。このオプションを有効化すると、色を変更するたびにアイコンがフォルダーにコピーされる。ストレージが無駄に消費されてしまうが、環境が変わってもフォルダーアイコンの設定を保持することが可能だ。
また、その上にある[Use Shift Key to Display Context Menu]オプションを有効化しておけば、[Shift]キーを押しながらフォルダーの右クリックメニューを押した場合にのみ、本ソフトの専用メニューが現れるようになる。日頃は非表示にして右クリックメニューをシンプルにしておきたい場合にお勧めしたい。
なお、本ソフトのダウンロードページは少しわかりにくいが、Webページの下部、“Related Posts”欄の上にある[Download]ボタンを押すとダウンロードが開始されるはずだ。それ以外のダウンロードリンクはほとんどが広告なので注意したい。
ソフトウェア情報
- 「Folder Painter」
- 【著作権者】
- Sordum.org
- 【対応OS】
- Windows 7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.0(17/09/12)