レビュー
「Firefox」「Google Chrome」「Skype」のパフォーマンスをよみがえらせる「SpeedyFox」
「SQLite」ベースのプロファイルを持つ15種類のアプリをサポート
2017年12月14日 06:00
「SpeedyFox」は、プロファイルデータベースが断片化されているのを修復して、アプリケーションのパフォーマンスを改善するツール。開発元のWebサイトから無償でダウンロードできる。
一般にアプリケーションはさまざまなユーザーデータを管理している(一般に“プロファイル”と呼ばれる)が、そのデータを格納するデータベースとして人気が高いのはなんといっても「SQLite」だろう。「SQLite」はアプリケーションへ手軽に組み込むことが可能で、大規模なデータを扱うのでなければパフォーマンスも十分だ。
しかし、「SQLite」データベースは時間の経過とともに“断片化”を引き起こし、パフォーマンスが低下してしまうことがある。最初は効率よく整頓されていたデータが、アクセスを繰り返すうち次第にバラバラになってしまい、読み取りや書き込みに時間がかかるようになってしまうのだ。
「SpeedyFox」は、そうしたプロファイルデータベースの断片化を補修するメンテナンスツール。もともとは「Firefox」のために開発されたが、現在では「Firefox」以外のツールも幅広くサポートしている。現時点でサポートされているアプリは、以下の15種類。
- Firefox
- Chrome
- Chromium
- Skype
- Thunderbird
- Opera
- Vivaldi
- Yandex Browser
- Epic Privacy Browser
- Cyberfox
- FossaMail
- Viber for Windows
- Slimjet Browser
- Pale Moon
- SeaMonkey
使い方は、いたってシンプルだ。「SpeedyFox」を起動すると、検出された対応アプリとそのプロファイルがツリー表示されるので、メンテナンスしたいプロファイルにチェックを入れて画面右側の[Optimize!]ボタンを押せばよい。メンテナンス処理の結果は、ログ画面で確認可能。知識があるならば特定のアプリケーションのプロファイルデータベースを自分で登録することもできるほか、コマンドラインで利用することもできる。
なお、「SpeedyFox」はWindows版のほかにMac版もラインナップされているが、サポートするアプリは「Firefox」のみとなっている。
ソフトウェア情報
- 「SpeedyFox」Windows版
- 【著作権者】
- CrystalIDEA Software
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0.21(17/11/21)