レビュー
TCP/UDP接続を行っているプロセスを一覧できるユーティリティ「ProcessTCPSummary」
プロセスのネットワーク通信状況を把握・調査するのに役立つ
2019年10月29日 13:02
「ProcessTCPSummary」は、TCP/UDP接続を行っているプロセスを一覧できるユーティリティ。64bit版を含むWindows XPからWindows 10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、“NirSoft”のWebサイトから無償でダウンロードできる。
TCP接続またはUDPポートで待ち受け中のプロセスをリアルタイムで一覧できるシンプルなツール。それぞれのプロセスのTCP接続の合計、各ステータス(確立済み、リスニング、待機など)のTCP接続数、IPv4/IPv6のTCP接続数、共通ポート番号などといった情報をリストビューに列挙してくれる。
さらに、[Ctrl]+[F11]キーを押して「ProcessTCPSummary」を管理者権限で起動しなおせば、それぞれのプロセスで送受信されたTCP/UDPバイト数と現在の送受信速度も監視可能。システムプロセスのフルパスを表示することもできる。
リストビューのカラムをクリックするとデータを並び替えできるので、TCP/UDP接続の数や送受信の多いプロセスを特定したい場合に役立つ。特定のプロセスに関する情報を得たい場合は、ダブルクリックしてプロパティ画面へアクセスするとよいだろう。そのほかにも、データをクリップボードへコピーしたり、さまざまなファイル形式でエクスポートすることができる。
「ProcessTCPSummary」は他の“NirSoft”ツールと同様、セットアップ処理や追加のDLLを必要としない。Windows環境で起動するだけで使えるポータブルアプリになっているので、USBメモリなどに入れて持ち運べばいざという時に役立つだろう。
ソフトウェア情報
- 「ProcessTCPSummary」
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XPからWindows 10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.10