レビュー

「Google Meet」に高精度なリアルタイム文字起こし機能やチャット履歴ダウンロード機能を追加

Chrome拡張「こえもじ」は議事録作成を格段に効率化。おまけの「ニコ動」風字幕機能も

「こえもじ」v3.1.2

 「こえもじ」は、「Google Meet」に日本語のリアルタイム文字起こし機能やチャット履歴ダウンロード機能などを追加できるGoogle Chrome拡張機能。Windowsなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 10上の「Google Chrome」v93.0.4577.63で動作確認した。現在「chrome ウェブストア」から無料でダウンロードできる。

 使い方は簡単で「こえもじ」をインストールした「Google Chrome」で「Google Meet」を利用するだけ。拡張機能のボタンからは各機能のON/OFFが行える。「Google Meet」は、文字起こし機能を内蔵しているが、日本語には対応しておらず、日本語でしゃべっても勝手に英語などに解釈されて表示されていた。

議事録作成を効率化できる

 リアルタイムの文字起こし機能はなかなか高精度で、特にはっきり話そうとしていなくてもしっかり内容をテキストにしてくれる。編集部で試したところ、きちんと言えていない早口言葉も補正して文字起こしできた。文字起ししたテキストは字幕表示されるほか、冒頭に「🔊」が付加されたテキストチャットとして入力される仕組みで、音声を出せない場所で会議に参加している場合に便利。

リアルタイムの文字起こし機能

 さらに、チャット履歴のダウンロード機能を備えるため、会議の議事録を作成したい場合に重宝するだろう。ただし、話者の判別まではできないため、別途録画や記憶を頼りに誰の発言かを記録する必要はあるだろう。チャット履歴はテキストチャット画面(通話中のメッセージ画面)の右上に表示される小さなフォルダーアイコンから、TXTファイルとしてダウンロード可能だ。

チャット履歴はテキストチャット画面の右上に表示される小さなフォルダーアイコンからダウンロード可能

おまけの「流れるチャット」機能も楽しい

 そのほか、「ニコニコ動画」のようにテキストチャットのテキストを右から左にスクロールさせて表示する「流れるチャット」機能も搭載している。オンライン飲み会などで発言に茶々を入れたりすると楽しいだろう。テキストチャット画面を表示していなくても、テキストチャットを確認できるという実用性もある。

「流れるチャット」機能

ソフトウェア情報

「こえもじ」
【著作権者】
(株)電算システム
【対応OS】
編集部にてWindows 10で動作確認
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.1.2(21/09/01)