レビュー

[CapsLock]キーが勝手にONになって戻せない!といったトラブルを防ぐ「KeyLockCheck」

最近開発されたモダンなアプリ、[NumLock]キーや[ScrollLock]キーもカバー

「KeyLockCheck」v1.8.0.15

 知らないうちに[CapsLock]キーがONになっていて、入力がすべて大文字になってしまって直せない――PCを使っていると、ときどきあるトラブルだ。そこで[CapsLock]キーなどの状態を表示したり、状態が変更されたときに通知するアプリはいくつかあるが、そうしたアプリの多くは古く、しっくりくるものがないかもしれない。

 今回紹介する「KeyLockCheck」は比較的最近になって開発されたアプリで、Windows 10以降の環境で動作する。OSの互換性を気にしないのであれば、アクティブに開発されているモダンなツールを選ぶのがお勧めだ。開発者は日本人のようで、日本語にネイティブ対応しているのも心強い。

 本ソフトの使い方は簡単で、実行ファイルを起動するだけだ。あとはタスクトレイに常駐し、インジケーターで[NumLock][CapsLock][ScrollLock]の各キーの状態を示したり、これらのキーのON/OFFが切り替わったとき、デスクトップ右上にわかりやすいポップアップでそれを教えてくれる。

 カスタマイズできる項目も充実しており、特定のキーは監視しない・通知を表示しない、通知ポップアップの表示位置を変更するといったことが可能だ。

  • 各キーがONで警告、OFFで警告、変更で通知、監視しないの4アクションを選べる
  • 初期設定に戻すボタン
  • 通知ポップアップの表示位置
  • 通知が警告状態のときだけ音を鳴らす

 面白いのは、「KeyLockCheck」側で各キーの状態を変更できる点だ。状態を表示・通知してくれても、状態の変更までカバーしていないアプリもあるなか、親切な設計といえるだろう。ただし、ゲームのプレイ中にこの設定を変更するのはやめておいたほうがよいとのこと(チート防止機能とバッティングするおそれがあるようだ)。

実行ファイルを起動すると、タスクトレイに常駐
カスタマイズできる項目も充実
「KeyLockCheck」側で各キーの状態を変更できる
ポップアップの表示位置と音の設定

 PC入門者のなかには[CapsLock]キーの解除方法を知らない人も多く、周りの人がサポートしなければならないケースは少なくないが、このアプリがあればその心配はない。PCをセットアップしてあげたついでに、本ソフトをインストールしてあげてもよいかもしれない。

ソフトウェア情報

「KeyLockCheck」
【著作権者】
ムーンドルド(MoonDoldo)/瑠川 菜月 氏
【対応OS】
64bit版のWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.8.0.15(23/12/17)