REVIEW(09/08/25)
ブルースクリーン時のエラー情報を収集・閲覧できるソフト「BlueScreenView」
本物のブルースクリーンを模したエラー情報の表示ができるのも面白い
「BlueScreenView」は、Windowsが“ブルースクリーン”状態に陥った際に作成するエラー情報を収集し、見やすく整形表示できるソフト。32ビット版および64ビット版のWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
Windowsでシステムに致命的なエラーが発生すると、青い画面に白文字でエラーメッセージが表示されることがある。これがBSOD(Blue Screen Of Death)、いわゆる“ブルースクリーン”状態だ。BSOD状態に陥ると、Windowsはエラーのログを残すと同時にメモリのダンプファイルを作成する。これがエラーの原因を特定する手がかりになるのだが、そのエラー情報を探し出して閲覧するのは、一般ユーザーにとってはハードルが高い作業だ。しかし、本ソフトを利用すれば、そういった作業を大幅に簡略化できる。
なお、本ソフトの画面は初期状態で英語表示となっているが、日本語の言語ファイルも用意されているので、ぜひ適用しておこう。本ソフトのダウンロードページ下部で言語ファイルがZIP形式で配布されているので、解凍して中にある“BlueScreenView_lng.ini”ファイルを「BlueScreenView」のインストールフォルダにコピーすればよい。
本ソフトは起動すると、自動でシステム内にあるダンプファイルを探し出し、リスト表示する仕組み。画面は上下に2ペインに分割されており、上ペインに見つかったダンプファイルのリスト、下ペインにエラーの原因となったドライバーが色分けされて表示される。下ペインでは、メニューの[オプション]-[下ペインのモード]-[XP スタイルのブルースクリーン]を選択することで、実際のブルースクリーン画面を模してエラー情報を表示できるのが面白い。
さらに、エラーの原因となったドライバーの情報を、TXT/HTMLファイルとして保存することも可能。PCのサポートを受ける際にこれらの情報をサポートデスクへ提出すれば、スムーズにエラーの原因を特定できるかもしれない。
- 【著作権者】
- Nir Sofer 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/XP x64/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64/7 x64
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.05(09/08/17)