レビュー
「Source Han Sans(源ノ角ゴシック)」の使い勝手を向上させた「源真ゴシック」
オフィスソフトでの使用に最適化、等幅版や丸ゴシック版も用意
(2014/8/8 16:59)
「源真ゴシック」は、「Source Han Sans(源ノ角ゴシック)」を改良した派生フォント。Windowsに対応するTrueTypeフォントで、作者のWebサイトからダウンロードできる。商用なども含め、あらゆる条件で無償利用することが可能。
Adobe社が先月公開したオープンソースフォント「Source Han Sans(源ノ角ゴシック)」の派生版であり、文字のデザインはそのままに、オフィスソフトなどで使いやすいように改良されているのが特徴。また、足りない文字を「M+ FONTS」で補っている。
たとえば、フォント形式をオリジナルのOpenTypeからTrueTypeへと切り替えた結果、Microsoft Office文書へのフォント埋め込みなどが可能になった。さらに、行間の設定には「M+ FONTS」のそれを採用したため、オフィスソフトなどで利用した際に行間の見栄えが向上する。そのほか、縦書き時の使い勝手も改良したとのこと。
英数字だけでなく仮名文字にもプロポーショナルを適用したバージョンと、すべての文字を等幅に設定したバージョンも同梱。それぞれが7種類のウエイトに対応しているので、合計21種類のフォント群となる。
さらに、これらのフォントを3段階で丸ゴシック化した「源柔ゴシック」も併せて公開されている。
ソフトウェア情報
- 「源真ゴシック」「源柔ゴシック」
- 【著作権者】
- Adobe Systems Incorporated、M+ FONTS PROJECT、MM 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.000.20140807(14/08/07)