レビュー
「Firefox」の“プライベートブラウジング”をタブ単位でON/OFFできる「Private Tab」
同一ウィンドウに“プライベートブラウジング”とそうでないタブが混在可能に
(2014/8/26 17:02)
「Private Tab」は、「Firefox」のタブを“プライベートブラウジング”モードにしたり、新しいタブを“プライベートブラウジング”モードで開けるようにする拡張機能。「Firefox」v20.0以降および「SeaMonkey」v2.17以降に対応するフリーソフトで、ライブラリサイト“Add-ons for Firefox”からダウンロードできる。
“プライベートブラウジング”は、訪れたWebサイトやWebページについての情報(閲覧・入力履歴やCookie、キャッシュなど)を「Firefox」に残すことなくインターネットを閲覧できる機能。プライバシー情報を残さずに「Firefox」が利用できるので、共用PCを使用している場合などに役立つ。
しかし、「Firefox」の“プライベートブラウジング”はウィンドウ単位でしか利用できず、同一のウィンドウに“プライベートブラウジング”のタブとそうでないタブを同居させることはできない。また、閲覧中のタブを“プライベートブラウジング”モードで開きなおすといった手段も用意されていない。
「Private Tab」を導入すると、こうした「Firefox」の“プライベートブラウジング”に関する不満を解消することが可能。タブの右クリックメニューにある[プライベートタブ]項目を選択すると当該タブを“プライベートブラウジング”にすることができるほか、カスタマイズページから[新しいプライベートタブ]ボタンをツールバーやメニューパネルに追加することができる。
同じウィンドウに“プライベートブラウジング”とそうでないタブが混在することで気になるのが両者を区別する方法だが、本拡張機能では“プライベートブラウジング”モードのタブのページタイトルに点線の下線を付与することで識別を容易にしている。また、「Firefox」本体の機能として、“プライベートブラウジング”モードのタブを開いている場合はウィンドウ右上に“プライベートブラウジング”中であることを示す紫のアイコンが表示されるので、それで両者を区別することもできる。
ソフトウェア情報
- 「Private Tab」
- 【著作権者】
- Infocatcher 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.1.7.3(14/08/09)