レビュー
空のフォルダーを見つけ出して一括削除可能な「Empty Folder Finder」
ファイル数やファイルサイズの合計などを指定して抽出対象の微調整も可能
(2015/1/29 17:13)
「Empty Folder Finder」は、中に何も入っていないフォルダーを見つけ出し、一括削除を行えるソフト。寄付歓迎のフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 4.5が必要。
本ソフトを利用すると、指定した範囲内のドライブ・フォルダーから中にファイルが含まれていないフォルダーを発見できる。発見された空のフォルダーはリスト化され、そこから削除したいものを選択して削除する仕組み。リスト内でマウスをドラッグしたり[Ctrl]キーを押しながら選択することで複数のフォルダーを一括で削除可能。
また、条件を設定して抽出対象を拡大でき、指定数以下のファイルしかもたないフォルダーや、ファイルサイズの合計が指定数以下のフォルダーを抽出の対象とすることが可能。ただし、フォルダーに100MBを超えるデータが含まれる場合は指定対象に含めることはできない。
さらに、指定した拡張子以外の拡張子のファイルが含まれているフォルダーは抽出対象から除外する機能も備わっている。“Contain only the following file extensions”項目に拡張子を追加すると、追加された拡張子を持つファイル以外が含まれているフォルダーは抽出の対象外となる。なお、拡張子の頭にピリオドを入力する必要はない。
本ソフトの抽出機能を組み合わせると、“Thumbs.db”のようなキャッシュファイルしか残っていないフォルダーを抽出、削除することも可能となる。ファイル数・ファイルサイズの合計を多めに設定し、“Contain only the following file extensions”項目へ“db”のみ追加して抽出させると、拡張子“db”のファイルしか持たないフォルダーを抽出できる。
なお、本ソフトでフォルダーを削除するとWindowsの“ごみ箱”へは送られず、直接削除されてしまい元に戻すことはできない。削除候補が抽出されたリスト上でフォルダーを選択し、[Open]ボタンを押すと当該フォルダーが開くので、削除する前に中身を確認しておこう。
ソフトウェア情報
- 「Empty Folder Finder」
- 【著作権者】
- Translucency
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 1.2.0.0(15/01/22)