レビュー
「Google Chrome」で閲覧中のWebページのアウトラインを表示する「HTML5 Outliner」
簡易的な“目次”として便利。意図した文書構造になっているかチェックする用途にも
(2015/2/13 11:00)
「HTML5 Outliner」は、「Google Chrome」で閲覧中のWebページの見出しを分析し、そのアウトラインを生成・表示する拡張機能。編集部にてWindows 8.1上の「Google Chrome」v40.0.2214.111で動作を確認した。“Chrome ウェブストア”から無償でダウンロードできる。
本拡張機能をインストールすると、Webページのアウトラインを簡単に見ることが可能。アドレスバーの右端に現れる拡張機能のアイコンをクリックすると、Webページの見出しが階層構造のアウトラインとしてポップアップ表示される。見出しはそれぞれリンクになっており、クリックするとその場所へジャンプすることが可能。ジャンプ後に該当する見出しが明滅するアニメーションがわかりやすい。簡易的な“目次”として使えるので、長大なWebページを閲覧する際にはとくに役立つだろう。
また、本拡張機能は開発者やデザイナーにとっても有用。
HTML5にはセクショニング(機械にとっても理解しやすいようにタグで文書構造を明確化すること)という概念があり、同じレベルの見出しタグでマークアップしたとしても、それが機械的な解析によって生成されたアウトラインのレベルが一致するとは限らない。
そのため、“目次”の生成にHTML5のアウトラインアルゴリズムを利用する本拡張機能を利用すれば、HTML文書がちゃんと意図した通りの文書構造になっているかを手軽にチェックすることができる。テキストコンテンツの含まれていない見出しも簡単に見つけ出せるので、なかなか便利だ。
ソフトウェア情報
- 「HTML5 Outliner」
- 【著作権者】
- Dominykas Blyze 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 0.5.1.72(12/07/20)