レビュー
USBメモリを“カギ”として利用できるPCのロックツール「KeyLock」
カギにしたUSBメモリを抜くとPCがロックされ、USBメモリを挿すとロックが解除される
(2015/9/15 16:57)
「KeyLock」は、USBメモリをPCのカギとして利用できるようにするツール。64bti版を含むWindows XP以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 8.1で動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。
本ソフトは、USBメモリを利用したPCのロックツール。USBメモリを挿入している間はPCを利用できるが、抜いてしまうと独自のロック画面が表示され、PCが操作できなくなる仕組みになっている。特定のUSBメモリをPCの“カギ”として利用できるイメージだ。
USBメモリを“カギ”として利用すれば、ロック画面の解除にパスワードの入力が要らない。また、PCをロックする際に電源プランを変更する機能を備えているので、離席中の電力消費を抑えることもできる。
利用するには、まず“カギ”となるUSBメモリを用意しよう。USBメモリはFATファイルシステムでフォーマットされている必要があるので注意したい。
USBメモリをPCに接続したら、「KeyLock」の[Program Settings]タブを開き、プルダウンメニューからでUSBメモリのドライブを選択する。続いて[Save]ボタンを押せば、USBメモリのルートフォルダーに鍵となるファイルが作成される。このファイルがないとロックが解除できなくなるので、決して削除しないように気をつけよう。
あとは[Start Protection]ボタンを押せば、ロック機能が有効化される。試しにUSBメモリを抜いて動作を確認してみよう。ロック画面はユーザーによるカスタマイズも可能で、時計などのウィジェットの位置を調整したり、好みの壁紙を設定することができる。
なお、現バージョンはマルチモニター環境を考慮しておらず、ロックされた状態でもサブモニターが操作できるという重大な欠陥があるので注意。シングルモニターでの利用に留めるか、[More Options]タブでOS標準のロック画面を利用する設定を有効化しておくとよいだろう。ただし、OS標準のロック機能を利用すると、ロックを解除する際にパスワードの入力が必要となる。
ソフトウェア情報
- 「KeyLock」
- 【著作権者】
- Brabonet
- 【対応OS】
- 64bti版を含むWindows XP以降(編集部にてWindows 8.1で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.2.8(15/08/20)