レビュー
シンプルなデザインで入門者でも扱いやすい宛名管理・印刷ソフト「二刀流宛名印刷」
ビジネスとプライベートの両方に対応、ヘルプも充実
(2015/12/24 18:27)
「二刀流宛名印刷」は、ビジネスとプライベートの両方に対応した宛名の管理・印刷ソフト。64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。
本ソフトの特徴は、その名の通りビジネスで利用する住所録とプライベートで使う住所録の両方に対応する“二刀流”であること。プライベート向けの住所録ソフトは役職や部署、担当者といったビジネス向けには欠かせない情報の管理が苦手だ。また、ビジネスに特化した住所録は夫婦連名や家族の連名に対応していないケースがあるなど、かゆいところに手が届かないことも。しかし、本ソフトならビジネス用とプライベート用の住所録が切り替えられるようになっており、2つのニーズを1本で満たすことができる。
基本的なユーザーインターフェイスは、ビジネスもプライベートもほぼ共通だ。“住所録カード”画面で情報を入力すると、“住所録一覧”画面でその情報が閲覧可能。“住所録一覧”は「Microsoft Excel」のようなグリッド表示になっており、データの並び替えや検索、修正などが自在に行える。フリガナの自動入力や、住所のグループ管理にも対応している。
印刷機能は“個別印刷”と“まとめて印刷”が利用可能で、印刷後のイメージをプレビューしながら宛名を印刷できる。用紙サイズは、年賀状などのはがきをはじめ、各種封筒をビルトインでサポート。縦書き・横書き・横置きの3つの向きに対応するほか、速達・簡易書留・親展などのスタンプをプリントすることもできる。
加えて、ビジネス用の住所録は会社宛てと個人宛ての双方に対応するなどのカスタマイズが施されている。たとえば、敬称は“様”が初期設定になっているが、組織宛てならば自動で“御中”がセットされる。また、会社名の自動補完機能などの便利な機能も備える。
また、プライベート用の住所録ならば最大5人までの家族を登録して、連名の宛名を作成することが可能。敬称には“様”以外にも、“先生”や“ちゃん”、“君”、“さん”などを設定することができる。
画面デザインはスタンダードかつシンプルで、メニューの説明はとても丁寧だ。また、ヘルプが充実しているのもよい。入門者でも扱いやすい住所録ソフトに仕上がっているのではないだろうか。
なお、本ソフト実行時にエラーダイアログが表示されてソフトが起動しない場合は、作者サイトの“FAQページ”にある案内にしたがいDLLファイルを更新してみよう。
ソフトウェア情報
- 「二刀流宛名印刷」
- 【著作権者】
- 経理の原則
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.0(15/10/09)