REVIEW(09/09/07)
さまざまなOSのインストール“USBメモリ”を手軽に作成できる「UNetbootin」
Webからインストーラーを自動取得、対応OSは“Ubuntu”“FreeBSD”など全25種類
「UNetbootin」は、さまざまなOSのインストールパッケージをWebから取得してUSBメモリなどの外部メディアに書き込み、起動可能なインストールメディアを作成できるソフト。Windows 2000/XP/Vistaなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。なお、本ソフトの配布ファイルは圧縮されておらず、実行ファイルそのものとなっている。
本ソフトは、Webから各種OSのインストーラーをダウンロードして、インストールCDならぬインストール“USBメモリ”を作成できる。対応するOSは、“Ubuntu”“Fedora”“Debian”“CentOS”といった有名なLinuxの各種ディストリビューションに加え、“FreeBSD”“NetBSD”など合計25種類。ネットブックなどCDドライブを内蔵しないPCで、いろんなOSを試してみたいというユーザーにお勧め。
利用方法は簡単で、OSの種類とバージョンを指定するだけ。あとは本ソフトが自動でインストールパッケージをWebから取得し、USBメモリなどの外部メディアに書き込んで、起動可能なインストールメディアを作成してくれる。一部のOSでは、最新のバグフィックスや実験的な機能を盛り込んで毎日更新される開発版(ナイトリービルド、デイリービルド)を取得することも可能。
さらに、ISO形式のイメージファイルやフロッピーディスクのイメージファイルの書き込みにも対応しているので、本ソフトがインストーラーの自動取得に対応していないOSのインストールメディアも作成可能。
なお、インストールメディアの作成が完了後は、PCを再起動することもできる。メディアを挿入したままにしておけば、再起動後そのままOSのインストール作業に移れるというわけだ。
- 【著作権者】
- Geza Kovacs 氏
- 【対応OS】
- Windows 2000/XP/Vistaなど(編集部でWindows Vistaで動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 357(09/07/15)