REVIEW(10/03/09)
複数のメモをツリーとリンクで管理できるパーソナルWikiソフト「Linked Notes」
USBメモリで持ち運んで利用できるポータブル版も
「Linked Notes Basic Edition」は、複数のメモをツリーとリンクで管理できるソフト。Windows 98以降に対応するフリーソフトで、動作には.NET Framework 3.5が必要。本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
本ソフトの画面は左右に2分割されており、左ペインで複数のメモをツリー管理し、そこで選択されたメモを右ペインで編集できる仕組み。メモの内容にメモのタイトルが含まれていると、当該メモへのリンクが自動で張られる仕組みになっており、“Wiki(ウィキ)”のようにメモをリンクで関連付けて利用できるのが特長だ。ポータブル版も用意されており、USBメモリなどに入れて持ち運べるのもうれしい。
メモはRTF形式で管理されており、自由に書式を加えられるほか、ドラッグ&ドロップやコピー&ペーストで画像を挿入することも可能。また、メモはソフトの終了時や定期的に自動保存される仕組みになっており、[保存]ボタンなどは用意されていない。保存したかどうかを気にかけることなく、気軽に書き込んでいける。さらに、それぞれのメモをRTF/TXT形式でエクスポートしたり、逆に既存のRTF/TXTファイルをインポートすることもできる。
ただし、本ソフトは単語を半角スペースで“分かち書き”する言語を想定して作られているので注意。日本語のメモで自動リンク機能を利用したい場合は、リンクを張りたい単語の前後に半角スペースや半角引用符などを付与するといった対応が必要だ。
また、本ソフトは有償のライセンスを購入することで上位版「Linked Notes Pro Edition」へアップグレードすることも可能。上位版では、すべてのメモを単一のファイルとしてエクスポートする機能や、全文検索機能、パスワードによるデータ保護機能、スクリーンショットを撮影してメモに挿入する機能などが追加されている。なお、ライセンスの価格は19.95米ドル。
- 【著作権者】
- Heartland Innovative Technologies LLC
- 【対応OS】
- Windows 98以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.4.3713.28903(10/03/02)