REVIEW(10/04/19)
わずか数クリックでWindowsのちょっとした問題を解決「Microsoft Fix it Center」
レジストリの編集などで解決できる問題を手軽に解決できる“Fix it”を利用・管理
「Microsoft Fix it Center」は、WindowsやIEなどのちょっとした不具合を修正できるツール“Fix it”を管理・利用できるソフトのベータ版。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。同社のWebサイトからダウンロードできる。
日頃Windowsを利用していて発生するちょっとした不具合の多くは、レジストリの編集などで解決できることが多い。しかし、レジストリの編集は初心者にはハードルが高い。また、上級者であっても作業が繁雑で面倒な上、失敗するとシステム全体を破壊してしまうおそれがあり、なるべく避けたいところだ。
マイクロソフトでは、このような場合のために、よくある不具合に対して“Fix it”というツールを配布している。“Fix it”はMSI形式のインストーラーとなっており、実行するだけで簡単に不具合を修正可能。なかには重大なセキュリティ問題を一時的に回避できるものもある。
本ソフトは、そんな“Fix it”を集めて利用・管理できるソフト。メイン画面には多くの“Fix it”が簡単な説明とともにリスト表示されており、それぞれの“Fix it”にある[実行]ボタンをクリックすれば、ウィザード形式で簡単に適用できる。最近急にパフォーマンスが落ちたり不審な動きをするようになった項目があるのなら、試しに利用してみるとよいだろう。不適切なセキュリティ設定を推奨値に戻すといったメンテナンスにも利用できる。
なお、本ソフトの初回利用時には、Webサービス“Microsoft Fix it Center Online”のアカウントを作成可能。本サービスを利用すれば、複数のPCへ適用した“Fix it”の履歴を、オンラインで一元管理できる。アカウントの作成は同社が提供する“Live ID”のアカウントでログインするだけでよい。
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2010(1.0.0080.0) BETA