REVIEW(10/11/04)

Mac OS XからWindowsをリモート操作できるマイクロソフト製ソフト

Windows同士の“リモート デスクトップ接続”機能と同等の操作を行える

「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac」v2.1.0「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac」v2.1.0

 「Microsoft Remote Desktop Connection Client for Mac」は、Mac OS XからWindowsをリモート操作できるマイクロソフト製ソフト。Mac OS X v10.5.8以降に対応するフリーソフトで、同社のWebサイトからダウンロードできる。

 ネットワーク経由でMacからWindowsに接続し、Mac上にWindowsの画面を表示しながらソフトやファイルを操作できる。なお、利用するにはあらかじめWindowsで“リモート デスクトップ接続”機能を許可しておく必要がある。あとはMac上で本ソフトを起動し、表示されるダイアログに接続するWindowsのコンピューター名などを入力すればよい。

 接続すると、Macの画面上に現在接続しているWindowsのデスクトップが表示され、マウスとキーボードを使ってファイルやソフトを自由に操作できる。基本的な使い勝手は、Windows同士で“リモート デスクトップ接続”機能を利用する場合と同様だ。

キーの割り当てをカスタマイズできるキーの割り当てをカスタマイズできる

 接続中は、クリップボードを使って相互にテキストをコピー&ペーストできるほか、複数のWindowsへ同時に接続することも可能。また、マウスの右クリックや[Alt]キーといったWindows専用の操作には、標準でMac用のキーボードを利用した操作が割り当てられているほか、キーの割り当てをカスタマイズすることもできる。そのほか、リモートのWindows上で表示しているテキストファイルなどを、Macに接続されているプリンターを使って印刷するといった操作が可能。

接続中のWindowsからMacのドライブまたはフォルダへアクセス可能接続中のWindowsからMacのドライブまたはフォルダへアクセス可能

 さらに、接続中のWindowsからMacのドライブまたはフォルダへアクセスすることもできる。この機能を利用するには、まずMac上の本ソフトでWindowsからアクセスするドライブやフォルダを指定しておく。すると、接続先のWindowsの“コンピューター”に指定したドライブが表示され、ファイルをやり取りすることが可能となる仕組み。

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Mac OS X v10.5.8以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.1.0(10/10/24)

(加藤 達也)