REVIEW(10/11/18)
無償のウイルスチェックサービス“VirusTotal”公式のChrome拡張「VTchromizer」
40以上のウイルス対策エンジンでリンクが安全かチェックできる
「VTchromizer」は、指定したファイルやURLを複数のウイルス対策エンジンで検査できるWebサービス“VirusTotal”を「Google Chrome」から気軽に利用可能にする拡張機能。「Google Chrome」に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP上の「Google Chrome」v7.0.517.44で動作を確認した。ライブラリサイト“Google Chrome 拡張機能ギャラリー”からダウンロードできる。
“VirusTotal”は、スペインのセキュリティベンダーHispasec Sistemasが運営する無償のWebサービスで、複数のウイルス対策エンジンを用いて一括でウイルスチェックできるのが特長。執筆時現在で43のウイルス対策エンジンに対応している。Webを利用する人ならば、一度は“このリンクをクリックしてもよいのだろうか”と躊躇したことがあるだろう。そんなときに本サービスを気軽に利用できれば心強い。
本拡張機能は、そんな“VirusTotal”による公式拡張機能。現在閲覧中のWebページがマルウェアに感染していないか専用ボタンから簡単にチェックできるほか、リンクの右クリックメニューからリンク先をチェックすることも可能。ウイルスチェックを行うと、“VirusTotal”のWebページが開きチェックの結果が表示される仕組みだ。
さらに、「bkhashes」や「HashTab Shell Extension」といったソフトで取得したローカルファイルのハッシュ値を、専用ボタンを押すと現れるポップアップへ入力すれば、URLだけではなくファイルのチェックも可能。ハッシュ値はMD5/SHA1/SHA256のいずれかを利用して取得しよう。
- 【著作権者】
- Emiliano Martinez Contreras 氏
- 【対応OS】
- (編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.0(10/11/04)