REVIEW(10/12/01)
“SQLite”のデータベースを管理できる「SQLite Database Browser」
CSV形式のデータやテキスト形式のSQL文を扱えるなど入出力機能も充実
「SQLite Database Browser」は、“SQLite”のデータベースを管理できるソフト。Windows XP/Vistaなどに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7での動作も確認した。“SourceForge.net”のプロジェクトページからダウンロードできる。
本ソフトを利用すれば、“SQLite”のデータベースを作成・閲覧・編集できるほか、[File]-[Compact Database]メニューから、肥大化したデータベースを最適化してファイルサイズを小さくすることも可能。主に開発者向けのツールだが、最近は“SQLite”を利用したオンラインソフトも増えているので、一般のユーザーにとっても活用シーンは少なくなさそうだ。
ユーザーインターフェイスはシンプルで、3つのタブを切り替えて利用する仕組みになっている。左端の[Database Structure]タブでは、データベースの構造をツリー形式で閲覧可能。メニューやツールバーから、テーブルやカラムの追加・削除・編集も行える。
中央の[Browse Data]タブでは、データベースの内容をテーブルごとにリスト表示できる。ここでは、レコードの追加や削除が可能なほか、指定した条件に一致するレコードのみを検索・抽出して表示することも可能。
右端の[Execute SQL]タブでは、実際にSQL文を入力してデータベースの問い合わせが可能。[Browse Data]タブのレコード検索機能では表現の難しい複雑な条件でデータを検索したり、SQL文のテストを行いたい場合などに利用できるだろう。SQLの実行でエラーが発生した場合は、ログを出力することも可能だ。
さらに、本ソフトはインポート・エクスポート機能も充実しており、CSV形式のデータファイルやテキスト形式のSQL文を扱うことが可能。ほかのデータベースエンジンとのデータ移行にも役立ちそうだ。
- 【著作権者】
- Mauricio Piacentini 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Vistaなど(編集部にてWindows 7で動作確認)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 2.0b1(09/12/10)