意外と知らないChromeのTips

今見ているWebサイト内を一瞬で検索できるChromeの裏技

オムニバーからサイト内検索する例

“その他の検索エンジン”に登録済みのWebサイトなら一瞬でサイト内検索が可能

 今回は特定のWebサイト内を直接検索できるようにするChromeのカスタマイズ方法を紹介したい。例えば、ある製品のスペックが知りたい場合、メーカーのサイト内を検索するのがもっとも効率がよさそうだが、Webページ上に検索ボックスが見つからないことも多い。しかし、ChromeならWebサイト上の検索ボックスを探さなくても、簡単にWebサイト内を検索することが可能だ。

 特定のWebサイト内を検索するには、Chromeのオムニバーで検索したいWebサイトのトップドメイン以降を削除して[Tab]キーを押す。“(Webサイト名)を検索”と表示されるので、そのままキーワードを入力しよう。

Webサイト内の検索ボックスから“Lhaplus”と検索した例。ChromeのURL欄から検索する際、直接この結果を表示させる
トップドメインのアドレスから後ろを削除する
“(Webサイト名)を検索”と表示されるので、そのままキーワードを入力すればいい

 Webサイト内の検索エンジンがChromeの“その他の検索エンジン”に設定済みの場合、上記のように動作する。[Tab]キーを押しても「(Webサイト名)を検索」と表示されない場合は未設定だからだ。自動的に登録されていることもあるが、個別に設定することもできる。Chromeの設定を見てみよう。[設定]画面から[検索エンジンの管理]を選択すると“その他の検索エンジン”がリスト表示される。リストの右側にある縦に点が3つ並んだボタン([その他の操作]ボタン)をクリックして[編集]を選択する。

Chromeの画面右上にある縦に点が3つ並んだボタン([Google Chromeの設定]ボタン)をクリックし、[検索エンジンの管理]を選択
“その他の検索エンジン”の右側にある縦に点が3つ並んだボタン([その他の操作]ボタン)をクリックして[編集]を選択する
“その他の検索エンジン”の設定内容の例。[検索エンジン]は任意。[キーワード]は[Tab]キーを押す前に検索ボックスに入力したい文字列を指定する。[URL]がポイントだ

 “その他の検索エンジン”の設定内容に[検索エンジン][キーワード][URL]の項目があるのがわかる。[検索エンジン]項目は任意で構わない。[キーワード]は[Tab]キーを押す前に検索ボックスに入力したい文字列を指定する。[URL]がポイントで、“https://forest.watch.impress.co.jp/extra/wf/search/?q=%s”と記述されている。ここで、Webサイト内の検索ボックスから“Lhaplus”と検索した場合の検索結果のURLを見てみよう。

Webサイト内の検索ボックスから“Lhaplus”と検索した例。URLは“https://forest.watch.impress.co.jp/extra/wf/search/?q=Lhaplus”となっており、設定内容の[URL]と比較すると末尾の“%s”が異なる点だ。“%s”は検索語句を表し、Webサイト内の検索ボックスに任意のキーワードを指定できる仕組みだ。

 試しにECサイトの検索結果をもとに“その他の検索エンジン”を登録してみよう。検索結果のURLをコピーしておく。先ほどの[検索エンジンの管理]の画面にある[追加]ボタンをクリックして、“その他の検索エンジン”の画面を表示する。[検索エンジン]と[キーワード]を指定し、[URL]にコピーしたURLを貼り付ける。検索キーワードを“%s”に置換すれば設定完了だ。Chromeのオムニバーに[キーワード]に指定した文字列を入力し[Tab]キーを押すと、“(Webサイト名)を検索”と表示され、目的のWebサイトを直接検索できるようになる。

“SSD”と検索した例。検索結果のURLをコピーしておく
ここでは[検索エンジン]に“https://www.amazon.co.jp/”、[キーワード]に「Amazon」と指定した。[URL]にはコピーしたURLを貼り付け、“SSD”の部分を“%s”に置換する
“SSD”を“%s”に置換したら[追加]ボタンをクリックする
[キーワード]に指定した文字列を入力し[Tab]キーを押すと……
「(Webサイト名)を検索」と表示されて目的のWebサイトを直接検索できるようになった