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プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ

 打ち合わせでメモをとる時、Windows標準のメモ帳、もしくは、エディターを起動する方も多いのではないでしょうか。その後、WordやPowerPointなどのファイルにメモを貼り付ける作業スタイル。「OneNote」で見直してみませんか。ノートアプリ「OneNote」は、メモ帳にはない機能が満載です。

単なる“メモ帳”ではない「OneNote」

 以前の記事 で紹介したように、「OneNote」ではあらかじめ”ノートブック”を作成してから作業を開始します。更新内容は自動的に同期(保存)されるため、ユーザーは意識的に保存する必要はなく、そもそもOneNoteには[保存]ボタンがありません。保存せずにアプリを閉じてしまうという事故がないのが安心ですね。テキストだけでなく、図版や表組み、音声、動画などを自由に挿入できるのもメモ帳と大きく異なる点です。

プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ 公式サイトから無料でダウンロードできるテンプレートを活用すれば、内容もスムーズに入力できます
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ 公式サイトから無料でダウンロードできるテンプレートを活用すれば、内容もスムーズに入力できます
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ 公式サイトから無料でダウンロードできるテンプレートを活用すれば、内容もスムーズに入力できます
公式サイトから無料でダウンロードできるテンプレートを活用すれば、内容もスムーズに入力できます

 複数のデバイスで同期できるのも「OneNote」の強み。しかも自動です。例えば、複数のメンバーで同じファイルを同時に開いて、会議の出席者の入力している議事録を、他の場所にいるメンバーが閲覧・編集したり、スマートフォンで録音しつつ、パソコンでテキストを入力したりするといった使い方もできます。

プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ スマートフォンで録音しつつ、パソコンでテキストを入力している例。同じファイルを複数人、もしくは、複数のデバイスで編集できます
スマートフォンで録音しつつ、パソコンでテキストを入力している例。同じファイルを複数人、もしくは、複数のデバイスで編集できます

もちろんWebページのクリップも簡単

 Webページをクリップしたい時は、Webブラウザーのアドインが便利。「Edge」、「Google Chrome」、「Firefox」などのブラウザー用に提供されており、導入後はクリックするだけでWebページを「OneNote」へクリップできます。閲覧中のWebページをとりあえず保存しておきたいという時に役立ちます。

プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ ブラウザーにアドインを導入しておけばWebページを簡単にクリップできます
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ ブラウザーにアドインを導入しておけばWebページを簡単にクリップできます
ブラウザーにアドインを導入しておけばWebページを簡単にクリップできます

Officeならではの操作性が○

 いつも使っているOffice製品と共通の操作性が「OneNote」の魅力です。[ホーム]タブや[挿入]タブなど、見慣れたインターフェイスが安心できます。各タブの概要を簡単に見てみましょう。

プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ 基本の[ホーム]タブです。フォントのサイズや色、テキストのスタイルなどを指定できます。チェックボックスを並べたリストなども作れます
基本の[ホーム]タブです。フォントのサイズや色、テキストのスタイルなどを指定できます。チェックボックスを並べたリストなども作れます
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ ファイルや画像、動画などを挿入できる[挿入]タブです。記号や数式を挿入する時にも使います
ファイルや画像、動画などを挿入できる[挿入]タブです。記号や数式を挿入する時にも使います
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ スタイラスペンなどでの手書き入力時に便利な[描画]タブ。直線や四角などの基本図形の挿入もできます
スタイラスペンなどでの手書き入力時に便利な[描画]タブ。直線や四角などの基本図形の挿入もできます

「OneNote」ならプレゼン資料も作れる

 「OneNote」はプレゼン資料の作成にも使えます。スライドのサイズを指定し、セクション内にページを追加していけば、PowerPointでの作業と変わりはありません。最後はPowerPointで仕上げるとしても、情報の収集や、スライドの骨子を「OneNote」で固めておけば、その後の作業もはかどります。

プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ ページサイズを指定することもできます。[表示]タブの[用紙サイズ]ボタンをクリックし、用紙サイズを指定します
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ ページサイズを指定することもできます。[表示]タブの[用紙サイズ]ボタンをクリックし、用紙サイズを指定します
ページサイズを指定することもできます。[表示]タブの[用紙サイズ]ボタンをクリックし、用紙サイズを指定します
プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ PowerPointでスライドを作成するような具合で、”ページ”を追加できます
PowerPointでスライドを作成するような具合で、”ページ”を追加できます

 さまざまなシーンで仕事に使える「OneNote」はいかがでしたしょうか。Microsoftの公式サイトで紹介されている活用例も参照して、ぜひ「OneNote」を使ってみてください。

今井 孝

プレゼン資料も楽々作れる! 「OneNote」を仕事で使う裏ワザ

元PC書籍の編集者。現在は、パソコンのほか、デジタルカメラやスマートフォンなどのデジタルデバイス、Webサービスなどに関する企画・編集・執筆を中心に活動。

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